#１１０ ページ12
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その事実にポカンとしているのは私だけで、涼太くんと龍友くんが顔を見合わせた。
『も、もしかして … 気付いてなかったのって、私だけ … ？』
揃ってコクンと頷く2人。
『うっそ、めっちゃ恥ずかしい奴じゃんっ！！』
玲「ここまで言って気付いてると思ってたわ」
言われて見ればそうじゃん！！
3人でお揃いのキーホルダー付けてるし、よく聞けば亜嵐と隼の音もそっくりだった …
2次審査の時、初めましてな感じもしなかった。
ってことは、もしかして私 …
『フールにベース教えてもらってたの … ？』
今度は3人でコクンと頷く。
もう声にならない喜びは、傍に居た玲於に飛びつくことで表現。
『えっ、亜嵐がフールで、フールが亜嵐！？』
玲「だから、そう言ってんじゃん」
『ど、どうしよ … 私、何か変なことしてないよね！？』
玲「あぁ〜、大丈夫じゃね？亜嵐くん、女の子が酸素ってぐらいの男だから、何かしてても気にするわけないし」
どれだけ振り回されても玲於はいつものまま、淡々と答えてく。
それを見てる2人はただ笑って、久しぶりにいつものAGEHAに戻れた気がする。
この後も根掘り葉掘り玲於を問い詰めて、色んなことを聞いた。
一つ条件として、誰にもこのことを言わないと約束して。
勿論、リサさんと岩さん、メンさんに直己さんにも。
4人での帰り道。
いつものように話の絶えない私たち。
楽しくて、嬉しくて。
この4人でだったら、必ず優勝できるって錯覚するほど自信に満ち溢れてくる。
そんなところに水を差すようにメールが届く。
『オーディションの事務局から … ？』
そう呟くと、3人は私のスマホを覗き込む。
3次審査の詳細が送られてきて、下へスクロールしていくと大きな文字で想像していなかったことが書かれていた。
�犇杁淦固杰�決定！！��
大手ネット番組配信サイトで、当日の状況を生中継。
『へ … ？』
涼「これはまた … すごいことになりそうな予感」
龍「これ、玲於は顔出し大丈夫なんか？バレたら … 」
玲「事務所のちょっとした圧力だろ、今までのコンセプトを壊してやろうって」
その夜、特番のサイトが一気に配信されてたちまちネットはその話題で持ち切り。
この一件で、とんでもないことが起きようとも知らずに …
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夜天(プロフ) - こじゃるさん» コメントありがとうございます！！これからもちょこちょこと頑張ります！ (2019年9月10日 7時) (
レス) id: 11791f34cd (このIDを非表示/違反報告)
こじゃる(プロフ) - 更新頑張ってください！続きがある気になります！ (2019年9月9日 21時) (レス) id: f9de41481b (このIDを非表示/違反報告)
夜天(プロフ) - aoiさん» いつもありがとうございます！！やっぱそのお話が人気ですね！これは最有力候補...これからも、純情不協和音をよろしくお願いします！ (2019年8月30日 7時) (レス) id: 11791f34cd (このIDを非表示/違反報告)
夜天(プロフ) - bluestarさん» 占ツクでの連載はお待ちくださいm(*_ _)m (2019年8月30日 7時) (レス) id: 11791f34cd (このIDを非表示/違反報告)
aoi(プロフ) - いつも読ませて頂いてます！いま募集している内容のことなんですが、涼太くんと隼のストーリーが見たいです！純情不協和音も楽しみにしていますので、これからも頑張ってください！ (2019年8月29日 23時) (レス) id: 76f60be2dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜天 | 作成日時：2019年8月21日 14時
