#９９ -REO side- ページ1
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審査員「勿論、お前が入っていたバンドは失格だ」
亜「ちょっと待って下さいよっ！！」
審査員「 … その様子だと、お前らも知ってたんだな」
亜嵐くんと隼は口ごもって、俺に小さく「ごめん」と呟いた。
「俺が勝手にやったなんで、2人のことは責めないでもらえませんか」
2次審査の選考中。
抑えきれなかった審査員のおじさんの怒りは振り切れて、関係のないスタッフにまで怒鳴りつけたりしていて正直腹が立った。
「俺は失格でいいんで、他の3人はAGEHAとしてちゃんと審査してください」
技術も見ないで、人の事情だけで判断するのは間違ってる。
涼太はプロ並みのセンス、龍友くんは荒いけどみんなを引っ張るだけの音を持っている。
そして、A。
ベースも歌もまだまだ素人並み。
でも確実に格段に技術力が上がっている。
なにより、絶対音感を持っている。
本人は気付いてないけど、アイツは技術どうこうより音で演奏してる。
「お願いします」
俺が頭を下げれば、亜嵐くんと隼も同じように「お願いします」と頭を下げてくれた。
でも、頭の固いじじぃの考えを変えることはできなかった。
3次審査へ進むことができる、今回合格したのは大きく減って10組。
その中に、��AGEHA�瓩量樵阿呂覆�った。
その結果を持って、俺らが結果を待つ殺気だった控室へと向かう。
亜「確実に最後に選ばれたグループより、AGEHAの方が上だったのに … 」
隼「なんで … こうも大人って汚いんでしょうね」
「 … 最悪な結果になったな」
順位通りに書かれた合格者のグループの名前。
本当なら、AGEHAは7位に居るはずだった。
俺が、PIERROTだったからこうなった。
俺が、はっきりしてなかったからこうなった。
手に持っていたピエロの仮面を大きく振り上げて、地面に叩きつけようとした時。
隼「ま、待った！！」
その振り上げた手を、隼に掴まれて止められてしまった。
隼「俺らは、玲於と同罪なんだって！！だから、玲於がもしPIERROTを辞めるんだったら、俺らだって辞めるっ！！」
亜「落ちるなら、一緒に落ちるに決まってんだろ」
――――――――――「悪者同士 … 仲良く去ってくのがいいんじゃないの？」
どっかで似たようなセリフ、聞いたばっかだな。
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夜天(プロフ) - こじゃるさん» コメントありがとうございます！！これからもちょこちょこと頑張ります！ (2019年9月10日 7時) (
レス) id: 11791f34cd (このIDを非表示/違反報告)
こじゃる(プロフ) - 更新頑張ってください！続きがある気になります！ (2019年9月9日 21時) (レス) id: f9de41481b (このIDを非表示/違反報告)
夜天(プロフ) - aoiさん» いつもありがとうございます！！やっぱそのお話が人気ですね！これは最有力候補...これからも、純情不協和音をよろしくお願いします！ (2019年8月30日 7時) (レス) id: 11791f34cd (このIDを非表示/違反報告)
夜天(プロフ) - bluestarさん» 占ツクでの連載はお待ちくださいm(*_ _)m (2019年8月30日 7時) (レス) id: 11791f34cd (このIDを非表示/違反報告)
aoi(プロフ) - いつも読ませて頂いてます！いま募集している内容のことなんですが、涼太くんと隼のストーリーが見たいです！純情不協和音も楽しみにしていますので、これからも頑張ってください！ (2019年8月29日 23時) (レス) id: 76f60be2dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜天 | 作成日時：2019年8月21日 14時
