#５６ -REO side- ページ7
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『2人の気持ちに、どう接していいのかわからなくて … 』
2人がスタジオを飛び出して行ったあと、俺らも急いで追いかけてやっと見つけた時に聞こえてきたAの声。
お互い、走っていた足がピタリと止まった。
涼「Aちゃん … また泣いてる … 」
数原先輩の胸の中で泣いているAを見ても、俺らは一歩も踏み出すことができなかった。
「俺らのせいだ … 」
いつからAは俺の前で笑わなくなったんだろう。
今思えばそれを壊したのも俺たちのせいで、Aの気持ちなんか考えずに勝手に盛り上がっていた。
涼「彼女が何のためにバンドやってるか、知ってる？」
「いや … 」
涼「玲於くんを笑顔にさせたいから、彼女は必死に頑張ってた」
俺の為に …
「あいつ、そんなことの為に … 」
涼「�爐修鵑覆海鉢瓩犬磴覆い鵑世茵↓爐修里燭瓩豊甦萃イ辰討襦�
先輩は俺に向き合って「玲於」と名前を呼んだ。
涼「もう上下関係とか、恋敵だからとか関係なく、僕は�犧缶醂莟��瓩藩�達になりたい」
この先輩は真っ直ぐで、嫌になるほど正直で。
自分の黒い部分が彼がいることによって浮き彫りになるのが嫌で嫌で仕方なかった。
「今でも俺は�猜甸麥誕性瓩里海箸和腑歎�い」
俺たちがいつまでもこんなんじゃ、Aは笑ってくれない。
この人の音と人の良さには認めざるを得ないところがある。
「涼太」
涼「 … 何？」
「しゃーないから、お前と友達になってやるよ」
涼「随分と上から目線な言い草」
「っるせぇな、早く戻って練習再開すんぞ」
「はいはい」と呆れ顔の涼太は先に歩き出した俺の後をついてきた。
俺もプロの端くれ。
戻って再開した練習の2回目のセッションで、俺たちの音は綺麗にメロディーに乗った。
でも、それはそれなりに音楽のスキルがある人同士での話。
涼「俺たちが合ってもAちゃんの音が安定するかどうか … 」
あいつは全くの音楽初心者。
エントリーする音源は、データとして送るから何度でも録り直しは可能。
「問題は、1次審査を通たらの話だよな … 」
そして、俺の問題もここで浮かんできた。
2次審査はPIERROTも同席しての実演審査。
「これはマジでやべぇ … 」
この時以上に、切実に影分身をしたいと思うことはもう一生来ないと思う。
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あ - 誤字多すぎわろた (2019年11月10日 14時) (
レス) id: 75e9093654 (このIDを非表示/違反報告)
夜天(プロフ) - Runeさん» 玲於ちゃんもいいですよね…なんというか純粋なのにシャイで素直じゃない辺り、可愛いですよね！ (2019年8月11日 3時) (レス) id: 86c96ed31e (このIDを非表示/違反報告)
Rune(プロフ) - はじめまして。シリーズの最初から読ませていただきました。私としては、あえてのレオに傾いてほしいですね。引き続き楽しみにしております。 (2019年8月11日 1時) (レス) id: 15fbe3381a (このIDを非表示/違反報告)
夜天(プロフ) - 理佐さん» 涼太くんいいですよねぇえええ！！！しかもあれであの家柄だからすっっっごくいいですよね！！笑 (2019年8月9日 13時) (レス) id: 11791f34cd (このIDを非表示/違反報告)
理佐 - 涼太くんが良いなあああああああああと思います! (2019年8月9日 13時) (レス) id: 7801f240ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜天 | 作成日時：2018年11月8日 0時
