#９６ ページ47
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玲於は私を不安にさせるくせに、その都度私をアナタでいっぱいにしてくれる。
不安にさせられているときは玲於のことしか考えられなくなって、周りのことなんて入ってこなくなる。
ｽﾀｯﾌ「あの … えっと … っ」
玲「オーディション、やらせて下さい」
ｽﾀｯﾌ「いや、でも … っ」
玲「いいからやらせろ」
彼の気迫に負けたスタッフは会場へと扉を恐る恐る開けてくれた。
そんな玲於の姿を見て涼太くんはクスクス笑っていて、なんだか楽しそう。
「うしっ！」と気合を入れて、背中を押してくれる龍友くん。
玲於はあのライブハウスの時のように、手を引いて私を導いてくれる。
ずっと夢に見ていたようなしっかりとした録音スタジオ。
分厚いガラスの向こうにはスタンドマイク、ドラム、キーボードが置いてある。
『すごい … 』
私は新鮮が光景に気を取られている時、審査員の方々が驚愕する声が聞こえてきた。
審査員「なんで、お前が … っ」
だけど、その続きを聞く前にあの人たちが止めに入った。
ﾌｰﾙ「まぁまぁ、黙って聞いてあげましょうよ」
ﾌﾞｯﾌｫﾝ「放任主義のアナタたちのせいなんですから」
ピエロの仮面をした、大好きな人たち。
『ブッフォンと … フール … 』
憧れの��PIERROT�瓩�目の前にいる。
でも、一人いない。
『アルレッキーノが。いない … 』
審査員の人が口を開こうとした瞬間、フールがその人の口を塞いだ。
ﾌｰﾙ「ごめんねぇ、なんだかアル腹壊したみたいでちょっと休憩行ってんだわ」
ﾌﾞｯﾌｫﾝ「俺たちだけで許して？」
お茶目に顔の前で手を合わせて首を傾げてお願いするブッフォンがあまりにも可愛くて、『わかりました』とすんなり受け入れてしまった。
ﾌｰﾙ「それじゃ、君たちの音を聞かせてくれるかな？」
『 … はいっ！』
重く分厚い扉を龍友くんも手を借りて開けて4人で中に入ると、ガラス越しにさっきまで口を塞がれていた審査員の人はフールとブッフォンを怒鳴っていた。
遮音効果で何を話しているのかはわからなかったけど、中にいる私たちを指差してとてもご立腹なご様子。
『大丈夫、かな … ？』
涼「 … 僕たちはこっちに集中しよ」
ベースのストラップを肩に掛けて、後ろを向いて3人を見る。
『踊るように、自由に舞おう … ！！』
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あ - 誤字多すぎわろた (2019年11月10日 14時) (
レス) id: 75e9093654 (このIDを非表示/違反報告)
夜天(プロフ) - Runeさん» 玲於ちゃんもいいですよね…なんというか純粋なのにシャイで素直じゃない辺り、可愛いですよね！ (2019年8月11日 3時) (レス) id: 86c96ed31e (このIDを非表示/違反報告)
Rune(プロフ) - はじめまして。シリーズの最初から読ませていただきました。私としては、あえてのレオに傾いてほしいですね。引き続き楽しみにしております。 (2019年8月11日 1時) (レス) id: 15fbe3381a (このIDを非表示/違反報告)
夜天(プロフ) - 理佐さん» 涼太くんいいですよねぇえええ！！！しかもあれであの家柄だからすっっっごくいいですよね！！笑 (2019年8月9日 13時) (レス) id: 11791f34cd (このIDを非表示/違反報告)
理佐 - 涼太くんが良いなあああああああああと思います! (2019年8月9日 13時) (レス) id: 7801f240ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜天 | 作成日時：2018年11月8日 0時
