#８９ ページ40
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――――――――――「どんな結果になっても、俺のせいだから … 」
玲於の言った言葉の意味は、よく分からなくて。
気にして『どういう意味？』って聞いたところで、「なんでもない」って言われるのがオチ。
そんなモヤモヤを抱えたまま、1週間は過ぎた。
運命の日。
放課後、龍友くんのバイト先のスタジオに集まった私たち。
応募したのは、玲於のパソコンのアドレス。
パソコンを広げて、練習を初めて見たけど一向に連絡がこない。
メールが来たと思えば、玲於がやってるオンラインゲームの通知メールだったりでイチイチ反応して疲れた。
このまま連絡が来なかったら、1次審査落選 …
『あぁ！！もう、集中できない！！』
椅子に座って足をバタつかせる私に背後から、涼太くんが抱き着いてきて。
涼「焦ったって、もう結果は変わらないんだから」
龍「こんなんであきらめるわけじゃないやろ？」
『 … 落ちたら、また違うの応募する』
玲「そしたら、またオーディション探してきてやるよ」
そんな涼太くんを玲於は喋りながら私から引き離した。
スタジオで20時まで粘ってみたものの、メールが届くことはなかった。
龍友くんがご飯に誘ってくれたけど、流石に食欲が湧いてくるはずもなく、涼太くんと龍友くんと別れて玲於と2人で帰ることに。
いつの間にか亜嵐から《メールきた？》とメッセージが入っていた。
『亜嵐まで期待して待っててくれてんだ … 』
玲「そんなに肩落とすなって」
『玲於 … 私たちの音、届かなかったのかな』
考えれば考えるほどネガティブになっていく私に、玲於も流石にあきれちゃうよね …
玲「絶対、大丈夫だから」
その力のこもった玲於の言葉は、何故か説得力があった。
目を逸らすことなく、私の目の一点を見て言ってくれた言葉。
『玲於が言うなら … 明日まで待ってみる』
彼に説得されて家に帰っても気持ちが落ち着くことはなく、ベッドに入ってからも同じ。
夜空が明るくなってきたころ、スマホを握り締めながらようやく眠りについた私。
その10分後、AGEHAのグループLINEに玲於からのメッセージが一件。
メッセージはなく《玲於が画像を送信しました》と入ってるだけ。
それが私の待ち望んでいたモノとは知らずに、それに気付くことなく深い眠りについてしまっていた。
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あ - 誤字多すぎわろた (2019年11月10日 14時) (
レス) id: 75e9093654 (このIDを非表示/違反報告)
夜天(プロフ) - Runeさん» 玲於ちゃんもいいですよね…なんというか純粋なのにシャイで素直じゃない辺り、可愛いですよね！ (2019年8月11日 3時) (レス) id: 86c96ed31e (このIDを非表示/違反報告)
Rune(プロフ) - はじめまして。シリーズの最初から読ませていただきました。私としては、あえてのレオに傾いてほしいですね。引き続き楽しみにしております。 (2019年8月11日 1時) (レス) id: 15fbe3381a (このIDを非表示/違反報告)
夜天(プロフ) - 理佐さん» 涼太くんいいですよねぇえええ！！！しかもあれであの家柄だからすっっっごくいいですよね！！笑 (2019年8月9日 13時) (レス) id: 11791f34cd (このIDを非表示/違反報告)
理佐 - 涼太くんが良いなあああああああああと思います! (2019年8月9日 13時) (レス) id: 7801f240ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜天 | 作成日時：2018年11月8日 0時
