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リサ帰り送ってくから、こないだの箱においで
夜、亜嵐たちとの練習が終わってからリサさんから連絡があって、ライブハウスに足を運んだ。
階段を下りて扉を開けると、ステージの上はライトで出らされていて、その中心にはリサさんの姿が。
リサさんの手にはマイク。
後ろにはバンドの人たち。
ドラムスティックでカウントを始めると、身体の芯が響く音。
そこにリサさんの声が混ざり合って、最高のメロディーを奏でる。
たった1曲のライブはすぐに終わってしまい、リサさんはすぐさま「どう！？」とステージから降りてきて私に駆け寄る。
『すご、かった … です』
その感想に嬉しそうに「やった」とはしゃぐリサさんに手を引かれて、ステージに上へと上がった。
リ「これが、これからAが見ようとしてる世界だよ」
ライトでジリジリと肌が熱く、背後にいるメンバーの安心感。
リ「ここいっぱいにお客さんが入った時は圧巻で、すっごく気持ちいいんだ」
その一体感が、癖になる。
リサさんはそう教えてくれた。
これだけでも気持ちが高揚して、中からウズウズしてくる感覚が良わかる。
『リサさん … 』
「ん？」
『叫んでも、いいですか … 』
差し出されたマイクを受け取り、背中をポンと押されて一歩前へ出る。
マークされていたセンターへと自然と立っていて、会場を見渡す。
ギュッとマイクを両手で握り締め、大きく息を吸う。
『ああああああああ！！！』
マイクを通して聞こえてくる私の声。
会場いっぱいに響いて気持ちがいい。
肩を組んてきたリサさんと一緒に前を見て、私の中でこの時何かが変わった。
リ「どう？怖くなくなった？」
『 … はい』
自信がなかった自分に、やっとサヨナラできた。
リ「 … アタシが、Aを最っ高のボーカルにしてあげる」
『リサ、さんが … ？』
リ「今日からアタシが、Aの先生だ」
リサさんがボーカルの先生。
誰かがリサさんに頼んでくれた。
その誰かは、言われなくたってわかる。
『私、さっき … 涼太くんにひどいこと … 』
こんなことリサさんに言ってもしょうがないってわかってるのに、助けを求めるように顔を見てしまった。
リ「それじゃ … 誤りにいこっか」
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あ - 誤字多すぎわろた (2019年11月10日 14時) (
レス) id: 75e9093654 (このIDを非表示/違反報告)
夜天(プロフ) - Runeさん» 玲於ちゃんもいいですよね…なんというか純粋なのにシャイで素直じゃない辺り、可愛いですよね！ (2019年8月11日 3時) (レス) id: 86c96ed31e (このIDを非表示/違反報告)
Rune(プロフ) - はじめまして。シリーズの最初から読ませていただきました。私としては、あえてのレオに傾いてほしいですね。引き続き楽しみにしております。 (2019年8月11日 1時) (レス) id: 15fbe3381a (このIDを非表示/違反報告)
夜天(プロフ) - 理佐さん» 涼太くんいいですよねぇえええ！！！しかもあれであの家柄だからすっっっごくいいですよね！！笑 (2019年8月9日 13時) (レス) id: 11791f34cd (このIDを非表示/違反報告)
理佐 - 涼太くんが良いなあああああああああと思います! (2019年8月9日 13時) (レス) id: 7801f240ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜天 | 作成日時：2018年11月8日 0時
