#７０ -Hyuga side- ページ21
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二対一。
断然こっちに勝機があるのは誰が見てもわかること。
ただ、こいつは俺は一人で向かってこないことに腹を立てている。
昔の俺なら、こんなことはしなかった。
家族の復讐の為なら手段を選ばない。
そんな俺が、今は他の奴と手を組んで立ち向かっている。
「は … っ、確かに可笑しいよな … 」
この変化に、俺が一番驚いてるんだから。
人を愛することで、こんなにも変わるんだと実感せざるを得ない。
Aが俺を強くし、仲間の大切さを教えてくれた。
そして、俺を繋いでくれた。
「お前には一生わかんねぇだろうよ、この俺の変化を」
不思議と今は、負ける気がしない。
身体は軽く、どんなことがあっても倒れるわけがないという自信。
「俺は、他の奴の為にもお前をぶっ倒さなくちゃいけねぇんだよ」
こんな俺の変化に雅貴も鼻で笑い、「かっこいいじゃん」と笑う。
「うるせぇな … 黙って集中してろよ」
雅「はいはい、すみません」
いつしか下の階の形勢もSWORDが優勢になり、DOUBTの連中の中には逃亡している奴も見える。
相手の人数を減ったおかげで、コブラ、ロッキー、村山と各チームのリーダーが2階へと上がってきた。
ｺﾌﾞﾗ「 … まだやるつもりか」
ﾛｯｷｰ「お前のやり方じゃ、誰もついていこうなんて思わねぇよ」
良「まぁ、このままやってても潰れて終わりだろうけど」
「 … だとよ、蘭丸」
そんな俺たちのことを見て、蘭丸に初めて焦りが見えた。
目が泳ぎ、頭を掻きむしる姿は駄々をこねる子供のようにも見える。
だが、その一連の動作がピタッと止まった。
蘭「俺がやりたいことは、あの女への復讐だ … 」
両手で顔を覆い、指の間から見える瞳からは狂気が滲み出ている。
蘭「ここは時間稼ぎなんだよ、所詮」
「 … だからなんだよ」
蘭「あの女が死ぬことで、お前がどうなるんだろうな … 」
… もう、我慢の限界だ。
――――――――――ゴンッ！！！
高笑いを続けて狂った蘭丸の顔面に、俺の拳が綺麗に入った。
蘭丸が倒れピクリとも動かなくなり、気を失ったらしい。
その様子を後ろで見ていた4人は、それぞれ笑っていた。
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夜天(プロフ) - まゆさん» コメントありがとうございます！最後まで読んで頂きありがとうございました！日向ちゃんもいいですよねぇ...どのキャラも捨てがたい... (2020年7月18日 10時) (
レス) id: 29584efb35 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - 完結おめでとうございます！とても面白くて完結が少し寂しいです笑、達磨一家の日向の話をリクエスタしたいです！次回作も楽しみにしてます (2020年7月18日 0時) (レス) id: c9422fb7c8 (このIDを非表示/違反報告)
夜天(プロフ) - みかんさん» 良かったら読んでみてください(*^^*)たくさんお話出来てうれしいですよ！ (2020年7月16日 20時) (レス) id: 29584efb35 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - 夜天さん» ほんとですか！？楽しみです！！いっぱいコメントしちゃってすいません(･･;) (2020年7月16日 18時) (レス) id: d4768f32ab (このIDを非表示/違反報告)
夜天(プロフ) - みかんさん» ですよね！！すでに青い鳥アプリの方でちょこっとプリレジェとのコラボ作品書いてたりするんで、それを長編にしようかと... (2020年7月16日 16時) (レス) id: 29584efb35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜天 | 作成日時：2020年2月26日 15時
