#６４ -Hyuga side- ページ15
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下のフロアでは、彼女の為に、俺らの為に拳を振るってくれている。
上のフロアには、目の前に居る蘭丸と俺の2人だけ。
Aのことは、アイツに任せておけば安心だろう。
なのに、こいつは口を押えて笑い始めた。
「何が可笑しい … 」
蘭「いやぁ … 必死になったところで意味なんてねぇのになぁって」
「 … どういう意味だ」
一行に笑いが止まらない蘭丸の様子を見ていると、嫌でも胸騒ぎがしてくる。
よく考えれば、さっきのAの様子はおかしかった。
顔が白くて、立っいることも出来ないような様子で …
――――――――――『早く … 、お願い … っ』
プライドの高い彼女が、俺にこんな弱音の様なことをお願いするなんて考えてみればおかしいことだ。
明らかに、いつものAの様子とはかけ離れていた。
やっと事の重大さに気付いた俺を見て、今度は勝ち誇ったような笑みを浮かべる。
蘭「もう1時間も持つか … いや、今頃血でも吐いて死んでるかもよ … ？」
もう、理性なんてなかった。
とにかく目の前にいるこいつを殴ってやりたくて、その一心で飛び掛かった。
避けることなくそれを受けた蘭丸はそのまま後ろへ倒れ、俺がその上に馬乗りになる。
「何をしたっ！！！！！」
蘭「それだよ、それ！！！俺はどの顔が見たかったんだよ、日向ぁ！！！」
こいつは何をしたかをするとこはなく、怒り狂った俺は蘭丸の顔を一心不乱に殴り続けた。
拳に血が滲んでいようが関係ない。
俺の気が収まらない。
それでも笑い続けている蘭丸に、とどめの一発をかましてやろうと大きく腕を振り上げた時。
―――――――――――パシ … ッ
その拳は振り下ろされることはなく、宙で止まった。
誰かにその腕を掴まれ、そいつにも一発かましてやろうと振り返ると、予想外の人物がそこには立っていた。
「雨宮、雅貴 … 」
雅「そのくらいにしとかないと、何も聞きけずに終わるぞ」
「てめぇにどうこう言われる筋合いなんか … っ」
雅「このままあの子が死んでもいいのかよっ！！！」
力を無くした俺の腕は、雅貴の手の中からスルリと抜け落ちる。
雅「おい蘭丸、解毒剤をどこに隠した … 」
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夜天(プロフ) - まゆさん» コメントありがとうございます！最後まで読んで頂きありがとうございました！日向ちゃんもいいですよねぇ...どのキャラも捨てがたい... (2020年7月18日 10時) (
レス) id: 29584efb35 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - 完結おめでとうございます！とても面白くて完結が少し寂しいです笑、達磨一家の日向の話をリクエスタしたいです！次回作も楽しみにしてます (2020年7月18日 0時) (レス) id: c9422fb7c8 (このIDを非表示/違反報告)
夜天(プロフ) - みかんさん» 良かったら読んでみてください(*^^*)たくさんお話出来てうれしいですよ！ (2020年7月16日 20時) (レス) id: 29584efb35 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - 夜天さん» ほんとですか！？楽しみです！！いっぱいコメントしちゃってすいません(･･;) (2020年7月16日 18時) (レス) id: d4768f32ab (このIDを非表示/違反報告)
夜天(プロフ) - みかんさん» ですよね！！すでに青い鳥アプリの方でちょこっとプリレジェとのコラボ作品書いてたりするんで、それを長編にしようかと... (2020年7月16日 16時) (レス) id: 29584efb35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜天 | 作成日時：2020年2月26日 15時
