#３５ ページ35
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数日、楽譜と向き合って音を口ずさんでいると自然と歌詞が溢れてきた。
それは、これまで私たちが経験してきたこと代弁してくれているかの様なモノ。
辛いときも、楽しいときも、どんなときも4人で支え合って乗り越えてきた感謝の気持ちを示した。
『それと … 私の気持ち … 』
龍友くん、玲於、そして涼太くん。
今もずっと変わらずに、3人のことが大好きでたまらない。
いつまで経っても4人で集まったときは、あの頃の私たちに戻れることが嬉しくてたまらない。
『�狄動Ν� … 』
それが、この曲のタイトル。
言葉にするのが苦手な私には、この手段が一番なのかもしれない。
もどかしいこの気持ちを歌詞にぶつけたらスッキリした。
家でこれを広げるわけにはいかず、夜みんなが寝静まった後一人で近くのファミレスに通って書き上げた。
イヤホンをしたまま、広げていた楽譜と歌詞を拾い集めてトントンと整えていると …
「女の人がこんな時間に一人で何をしているんでしょうか」
後ろからイヤホンを取って、耳元で囁く声。
驚いて身体を揺らしてしまったけど、犯人の声は私を余計にドキッとさせた。
『りょ、涼太くん … っ!?』
さっきまで家で娘たちと眠っていたはずの旦那が、私の前の席に笑顔で座り込んだ。
何食わぬ顔で店員さんにドリンクバーを頼んで、私の飲んでいた冷めたコーヒーに口を付ける。
「気付かれてないとでも思った？」
心臓が飛び跳ねた。
彼の視線は一直線に私の視線をぶつかってくる。
心当たりがなければ『何のこと？』ととぼけることも出来たけど、しっかり楽譜を持って心当たりがありまくりな私は、正直な反応しかできなかった。
『な、なにも … 』
涼太くんはティーカップを置いて、机にもたれて腕を組む。
「 … それ、人の曲盗んで何してたの」
�爐修讚瓩噺世辰董�顎で指したのは私の持っている楽譜のこと。
というか、それしかない。
もう隠すことも出来ず、かといってこれ以上はぐらかす言葉も出てこなくて。
視線を泳がせながら顔を俯かせることしかできなかった。
そんな私の反応を見て、涼太くんは大きなため息をつく。
「なんで素直に話してくれないの？」
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夜天(プロフ) - こじゃるさん» ありがとうございます(^ω^) (2020年2月26日 17時) (
レス) id: e2489fa5d7 (このIDを非表示/違反報告)
こじゃる(プロフ) - 更新頑張ってください。 (2020年2月25日 22時) (レス) id: 2442b06a12 (このIDを非表示/違反報告)
夜天(プロフ) - こじゃるさん» お待たせしてしまって申し訳ございませんでした...これからもどうかよろしくお願いします！！！ (2020年2月18日 14時) (レス) id: e2489fa5d7 (このIDを非表示/違反報告)
こじゃる(プロフ) - 更新待ってました。ありがとうござます！ (2020年2月17日 21時) (レス) id: 2442b06a12 (このIDを非表示/違反報告)
夜天(プロフ) - 華凜さん» コメントありがとうございます！玲於ちゃんのお話は色々考えているので、投稿するまで待って頂ければ幸いです。 (2020年1月6日 19時) (レス) id: e2489fa5d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜天 | 作成日時：2019年10月18日 14時
