#２３ -Your side- ページ23
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智のライバルだったのが、まさかニノだったなんて …
そんなの誰が想像できた？
幼馴染皆さん、やりたいことがしっかりしてる。
特に、芸能人とデザイナーの夫婦なんて完成されすぎてて眩しいくらい。
そんな彼女のことを今まで想っていたなんて、想像しただけでも胸が張り裂けそう。
私の彼はもう手の届かないところに行ってしまったから、彼の姿を見ることもない。
でも、智は彩佳さんのいるところに帰らないといけない。
そんなの逃げだしたくなるのもわかる。
でも、そんな彼がここにきて、私のことを好きだと言ってくれた。
その想いに私はなんて答えた？
彼は真剣に私のことを想ってくれている。
私にできること。
それは、彼と正面から向き合うこと。
智の本気に答えなきゃ。
本当の自分の気持ちなんてわかってたんだから。
でも、その方法をちょっと間違えたかもしれない …
只今、ラブホのジャグジーに浸かっております。
なんでこんなことしたんだろうと、後悔しかない。
確かに2人きりになりたかった！
家には帰りたくなくて、でも身体も冷えたからお風呂に入りたくて …
だったら、そこら辺にある旅館でよかったじゃんっ！って、今なら冷静にそう思う。
『私のバカァ … 』
智には聞こえないように水面をバシャバシャ揺らしながら呟いた。
色々考えて逆上せる前に風呂から上がると、智の姿が見当たらない。
『智 … ？』
タオルで髪を吹きながら、ゆっくりと部屋を見渡す。
ベッドと壁の隙間に人が一人は入れそうな隙間を見つけてそこを上から覗いてみると、智が膝を抱えて丸くなっているのを見つけた。
『なに、してんの … ？』
「 … なんでも」
『智もお風呂入りなよ、風邪引いちゃう』
やっと顔を上げたと思ったら、今度は顔を一瞬で真っ赤にして驚いて膝をベッドのフチにぶつけた。
「お、おま … っ、む、胸 … っ！」
智に言われて見てみれば、彼を上から覗き込んでいつ時にバスローブが弛んでブラジャーが丸見えで。
『し、仕方ないじゃん！！これはこういうもんでしょ！？』
もう遅いけど、一応バスローブの前を押さえて背中を群れる。
彼は、逃げるようにバスルームへ消えていった。
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続く
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夜天(プロフ) - Mei宮さん» コメントありがとうございます。そうなんです、智くんなんです！これからもよろしくお願いします。 (2019年5月27日 19時) (
レス) id: 11791f34cd (このIDを非表示/違反報告)
Mei宮(プロフ) - 続きがまさか智くんの物語で読めるなんて!! すごく嬉しいです！楽しみにしています♪ (2019年5月27日 18時) (レス) id: b1ed9ae736 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜天 | 作成日時：2019年5月26日 23時
