#４８ -＿＿＿ side- ページ48
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ひんやりとしたコンクリートの城。
音を立てて辺りに吹く風は心地良い。
「さて … そろそろ始めようか … 」
廃ビルの屋上の突き出した鉄筋先。
大きな満月が真上にあって綺麗だ …
大きく手を広げて大きく息を吸う。
「A … 」
少しでも不信感を抱いてる今なら、いとも簡単に彼女を奪ってくることができるだろう。
でも、それじゃつまんない。
もっとアイツら5人を苦しめてやんないと気が済まない。
大野智。
櫻井翔。
相葉雅紀。
二宮和也。
松本潤。
考えただけで虫唾が走る。
？「将暉 … どこ？」
後ろから聞こえてきた声に「ここだよ」と返事をすると、純白のワンピースを身にまとった声の主も鉄筋先へと歩いてきた。
「怖くない？」
？「うん、平気」
包み込むように抱きしめて軽くキスをする。
「もうすぐ面白いことが起こるよ」
？「面白いこと … ？」
「そう、君を捨てたあの5人への復讐」
嘘。
俺は嘘で固められてる。
真実なんていつから口にしてないんだろう。
騙して、手玉に取り、崩して、奪う。
それが俺の幸福であり、傲慢なところ。
「美波」
美「 … なに？」
「俺のために、死んでくれる？」
すぐに返って来ると思った返事は、一瞬不安げな表情をしてから返ってきた。
沙「勿論」
「5人のこと、もうすぐ忘れさせてあげるよ」
腰に回した手を抱き寄せ、体を密着させる。
啄むようなキスを何度か楽しんだ後、お互いを激しく求め合う。
それに夢中になってしまい、自分たちがどこにいるのか忘れてた。
彼女の首元に舌を這わせて牙を立てようとしたその瞬間。
体をよじった彼女は足踏み外して、身体が宙に浮いた。
沙「あ … っ」
助けを求めて俺に手を伸ばしてきたけど、掴んだところで意味は無い。
そのまま彼女の身体は地面へと落ちていき …
耳を塞ぎたくなるような音と共に、肉片と化した。
「あぁ、折角作ってあげたのに … 」
屋上から飛び降り、地面へと音もなく着地をして彼女だったものを見下ろす。
「まっ、ご飯として美味しく頂きますか」
純白のワンピースは真紅に染まって、綺麗だった。
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夜天(プロフ) - あやかさん» ありがとうございます！�△發修譴覆蠅棒瀋蠅聾任泙辰討襪里如�近々続編出すかもです！ (2020年11月20日 19時) (
レス) id: 29584efb35 (このIDを非表示/違反報告)
夜天(プロフ) - つかささん» ありがとうございます！これからもドキドキさせちゃうので覚悟しててください！！笑 (2020年11月20日 19時) (レス) id: 29584efb35 (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - 初めまして。Twitterの方でもフォローさせていただいてます。私は牢獄のお化け屋敷が好きなので、次回作は�△�いいなと思います。第二部も楽しみにしています。 (2020年11月20日 18時) (レス) id: 9ed625666a (このIDを非表示/違反報告)
つかさ(プロフ) - すっごく面白いです！！！5人に守ってもらう展開にすごくドキドキできます！第二部も楽しみです！応援しています！ (2020年11月20日 16時) (レス) id: 9731f00be7 (このIDを非表示/違反報告)
夜天(プロフ) - 紅葉さん» ありがとうございます！ (2018年8月10日 7時) (レス) id: 11791f34cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜天 | 作成日時：2018年8月9日 8時
