#３７ ページ37
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部屋を飛び出した私は、日中結婚式をやっていた神社の前に立っていた。
施錠されてるだろうと期待はせずに引き戸に手をかけると、扉はキィッと音を立てて開いて。
中から流れてくるひんやりとした空気に、吸い込まれていくように中へと入ってしまった。
月明かりだけで照らされた神社の装飾は妖艶で、違う世界に迷う混んでしまったかのような感覚。
｢綺麗だよねぁ … ホント｣
―――――――――――――パンッ！！
声が聴こえたのと同時に振り返ると人影はなく、その代わりに開いていたはずに引き戸は締められいて、力任せに開いてみても開かない。
『なんで … っ』
｢こわーい妖怪の仕業かな？｣
さっき聴こえた声が、また背後から聴こえた。
ゆっくり振り返ってみるとそこには私と同い年ぐらいの男の人が立っていて。
彼の青白い肌が月明かりのせいで余計に白く見えて不気味だった。
『誰 … ？』
｢天使 … かな｣
『天使って … みんなと同じ … ？｣
｢みんなと同じかは分からない。他と比べるのはあんまり好きじゃないから｣
『あ … ごめんなさい』
｢いーよ、Aちゃんだから許してあげる｣
――――――――――――｢我々�狹兄鉢瓩�命に代えてもお守り致します｣
教えてもないのに私の名前を知ってて、初めて彼らに会った日のことを思い出す。
私、ヴァンパイアからヴァンパイアに守ってもらってたってことだよね。
薄々気付いていたはずなのに、いざ真実を突きつけられて動揺するんて …
｢泣いてるの … ？｣
『え …っ、 ぁ … いや … 』
風を感じたと思ったら彼は目の前にいて、私の頬に手を添えていた。
頬に伝う涙を指ですくい、目尻にキス。
｢涙が止まる、おまじない｣
さっきとは違う心臓の高鳴りに戸惑う私。
『 … 名前は？』
まともに見れない彼の顔から視線を逸らす。
｢菅田将暉。君専属の天使に配属されました｣
『え、でも私にはもう … 』
彼が … 菅田くんは微笑んで。
唇にキスをした。
押し返そうとしても彼は離れようとせず、さらに私を扉に追い込み、唇を割って舌が入ってくる。
恥ずかしいのに、何故だか本気で嫌がってない自分がいる。
｢ん … 嫌じゃない … ？｣
素直に頷く私。
「じゃあ … 続き、する？｣
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夜天(プロフ) - あやかさん» ありがとうございます！�△發修譴覆蠅棒瀋蠅聾任泙辰討襪里如�近々続編出すかもです！ (2020年11月20日 19時) (
レス) id: 29584efb35 (このIDを非表示/違反報告)
夜天(プロフ) - つかささん» ありがとうございます！これからもドキドキさせちゃうので覚悟しててください！！笑 (2020年11月20日 19時) (レス) id: 29584efb35 (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - 初めまして。Twitterの方でもフォローさせていただいてます。私は牢獄のお化け屋敷が好きなので、次回作は�△�いいなと思います。第二部も楽しみにしています。 (2020年11月20日 18時) (レス) id: 9ed625666a (このIDを非表示/違反報告)
つかさ(プロフ) - すっごく面白いです！！！5人に守ってもらう展開にすごくドキドキできます！第二部も楽しみです！応援しています！ (2020年11月20日 16時) (レス) id: 9731f00be7 (このIDを非表示/違反報告)
夜天(プロフ) - 紅葉さん» ありがとうございます！ (2018年8月10日 7時) (レス) id: 11791f34cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜天 | 作成日時：2018年8月9日 8時
