#２８ ページ28
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「『温泉だぁあ！！』」
現地に着くと硫黄の匂いが鼻をくすぐり、目の前に聳えるドでかい老舗旅館が私をワクワクさせる。
私と友達2人と天使のみんなで来た温泉旅行。
私たちの仲を心配した彼らからのプレゼントで、｢思いっきり楽しめ｣とのお達し。
大丈夫、言われなくても楽しみますから！！
1番高い和室のお部屋に2泊3日。
温泉入り放題、お料理も超一流。
勿論、天使の皆さんとは別室です。
女｢こんなところ、ホントにお金出さなくていいの … ？｣
『いいんだってさ、教会のお金らしいから』
何もかも全て告白してからというもの、私たちの絆が深くなったように思えた。
何かと気に掛けてくれたり、彼女たちに遠慮してた部分も全力で甘えたりできるようになって。
見えない壁が私たちの間から無くなった。
ホントの友達になれたんだって心から思える。
翔｢おーい、Aちゃーん｣
女子部屋に早速浴衣に着替えたの5人がゾロゾロ現れて、友達2人の目がキラキラし始めた。
潤｢これ、俺らの部屋の鍵な｣
ポイッと投げられた鍵を思わずキャッチして頷く。
雅｢何かあったら絶対俺らを呼ぶこと、わかった？｣
『わかってますよ』
智｢お前らもだかんな｣
友達2人にも声を掛け、緊張と高揚で声が出ない2人はコクコクと勢いよく頷いて手を取り合っていた。
和｢ロボットかよ … ウケる｣
5人はこのまま温泉に行くらしく、そんな長居はせずに出ていってしまった。
女｢やっぱカッコイイ … ｣
1人が喋り始めたら連鎖してキャッキャ騒ぐ2人。
女｢あんなイケメンさんとひとつ屋根の下で暮らしてて何も無いの！？｣
『な、ないよ … 守ってくれてるだけだし … 』
女｢ぜっっったいありえない！！一人ぐらい気になる人いないわけ！？｣
『いないって … その前にどんな人達なのか、私よく知らない … 』
彼らは私のことを知ってるのに、私は彼らのことを全く知らない。
聞こうと思ったことはない。
なんとなく、聞いてはいけないような気がして。
これまで生活してきて、何となく気付いていることだってあるけど。
それを聞いてしまったら、この関係が壊れてしまうんじゃないかって不安もある。
『今の関係が、ちょうどいいんだよ』
自分に言い聞かせるように、2人に答えた。
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夜天(プロフ) - あやかさん» ありがとうございます！�△發修譴覆蠅棒瀋蠅聾任泙辰討襪里如�近々続編出すかもです！ (2020年11月20日 19時) (
レス) id: 29584efb35 (このIDを非表示/違反報告)
夜天(プロフ) - つかささん» ありがとうございます！これからもドキドキさせちゃうので覚悟しててください！！笑 (2020年11月20日 19時) (レス) id: 29584efb35 (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - 初めまして。Twitterの方でもフォローさせていただいてます。私は牢獄のお化け屋敷が好きなので、次回作は�△�いいなと思います。第二部も楽しみにしています。 (2020年11月20日 18時) (レス) id: 9ed625666a (このIDを非表示/違反報告)
つかさ(プロフ) - すっごく面白いです！！！5人に守ってもらう展開にすごくドキドキできます！第二部も楽しみです！応援しています！ (2020年11月20日 16時) (レス) id: 9731f00be7 (このIDを非表示/違反報告)
夜天(プロフ) - 紅葉さん» ありがとうございます！ (2018年8月10日 7時) (レス) id: 11791f34cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜天 | 作成日時：2018年8月9日 8時
