#２３ ページ23
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『二宮 … さん … 』
和｢ … ん？｣
『ありがとう、ございました … 助けてくれて … 』
目を丸くして驚いてる二宮さんは悪戯っぽく笑い、｢どういたしまして｣と頭をわしゃわしゃ撫でる。
潤｢イチャイチャしてねぇで早く飯食え、バカ｣
ドアの前で枠に手をかけて覗き込んでる松本さん。
『ごめんなさい、今行きます』
ベッドから降りて、先に降りて行った松本さんの後に続こうとした時。
和｢Aちゃん｣
まだ腰掛けていた二宮さんに呼び止められて振り返ると、さっきとは打って変わって心配そうな表情で。
和｢学校、1人で大丈夫？｣
『あ … 』
他の子になんて説明すればいいんだろう。
それよりも、私と話してなんてくれないか … な …
和｢大野さんもいるけど、アイツ教師だろ？｣
『確かに、授業中は一緒にはいられないんで … 』
和｢まっ、なんか考えるわ。Aちゃんの友好関係の修復もしたいし｣
ポンッと肩に手を置いて先に部屋を出ていく二宮さん。
その後に続いて部屋を出て階段を降りようとすると、階段の下で5人が私のことを見上げていて。
信じてみる、みんなのこと。
だって、私にはこれしかないから。
足を強く蹴り出して、階段の上を大きく飛ぶ。
驚いて手を飛ばしてくれた5人に受け止められてたけど、そのままみんなで尻餅をつく。
おかしくて私が笑い出すと、それはみんなに伝染して家の中に笑い声が響き渡った。
翔「あっぶねぇだろ … っ」
『だって、ちゃんと受け止めてくれると思ったから』
奇妙な共同生活。
まだまだ疑問に思うことは多いけど、それでも5人が私を必死に守ろうとしてくれてることは事実。
今日起こったことは、もうどうすることもできない。
次、学校に行ってみんなに嫌われようとしょうがないことなのも分かってる。
私は私らしく、生きていきたい。
自分に起きていることを一つずつ理解して、受け入れていきたい。
『これからも、よろしくお願いします』
帰る場所があるって素敵なことなんだ。
こうやって笑って、温かいご飯をみんなで囲んで。
他愛のない会話だって、居心地の悪くない場所。
でも、この生活に依存していたからこそ。
これから待ち受けている悲劇は、起きてしまったのかもしれない。
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夜天(プロフ) - あやかさん» ありがとうございます！�△發修譴覆蠅棒瀋蠅聾任泙辰討襪里如�近々続編出すかもです！ (2020年11月20日 19時) (
レス) id: 29584efb35 (このIDを非表示/違反報告)
夜天(プロフ) - つかささん» ありがとうございます！これからもドキドキさせちゃうので覚悟しててください！！笑 (2020年11月20日 19時) (レス) id: 29584efb35 (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - 初めまして。Twitterの方でもフォローさせていただいてます。私は牢獄のお化け屋敷が好きなので、次回作は�△�いいなと思います。第二部も楽しみにしています。 (2020年11月20日 18時) (レス) id: 9ed625666a (このIDを非表示/違反報告)
つかさ(プロフ) - すっごく面白いです！！！5人に守ってもらう展開にすごくドキドキできます！第二部も楽しみです！応援しています！ (2020年11月20日 16時) (レス) id: 9731f00be7 (このIDを非表示/違反報告)
夜天(プロフ) - 紅葉さん» ありがとうございます！ (2018年8月10日 7時) (レス) id: 11791f34cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜天 | 作成日時：2018年8月9日 8時
