#２２ ページ22
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家に帰ってきてから一人部屋の中、夜になっても電気もつけずに布団に包まっている私。
みんな帰ってきたのはなんとなく音でわかっているけど、誰も私の部屋に来る人はいなかった。
――――――――――――コンコンコン …
和｢入っていい … ？｣
私は、無言のまま扉に向かってクッションを投げつける。
友達の正体が狂気化ヴァンパイアで、しかもそれを他の友達の目の前で殺して …
折角私のために開いてくれた一か月遅れの誕生日パーティは台無しだし、帰る時に見たみんなの目を思い出すと泣きたくなる。
和｢ほーら、飯出来たし … 早く食べないと松本さんが怒るよ｣
『 … いらない、食欲無い』
扉越しに会話していた二宮さんの声が聞こえなくなる。
諦めたとかと思って布団から顔を出すと、目の前で二宮さんが私のことを見下ろしていた。
和｢泣きすぎ、目ぇ真っ赤じゃん｣
彼は私の頬に手を添え、親指で目の周りを触るが、私はそれを払い除ける。
『アナタ達のせいで … っ、友達が1人 … 』
二宮さんの顔を見ることができず、顔を逸らす。
守ってくれたのにこんな酷いことよく言えるね、私。
わかってるよ、そうするしかなかったことぐらい。
あの状況で、両者助けることも … ましてや狂気化したヴァンパイアを助けることなんて不可能だ。
和｢じゃあ、あの時 … 死にたかった？｣
耳に届く声は、やけに優しかった。
『その方が、良かった … 』
和｢�狃�けて�瓩辰董�言ったくせに？｣
矛盾してることぐらい、自分がよくわかってる。
あの子が死んじゃうなら私が死んだ方がマシだと考えてる中で、自分も助かりたいと思っていた。
それがあの結果になってしまった。
自業自得なんだよ、結局。
『私が … 私がLUREじゃなかったら … あの子は助かった … ？』
和｢言ってたろ、AちゃんがLUREだからあの子はAちゃんに近付いたって｣
ギシッと音を鳴らしながらベッドに腰掛け、私の手を握る二宮さん。
和｢でも、こうとも考えられる｣
月明かりに照らされた彼は優しく微笑む。
和｢AちゃんがLUREだったから、あの子と出会えた｣
どんな形であれ、あの子といた時間が嘘だったとしても …
私とあの子が出会った事実だけは消えない。
みんなと過ごした思い出も、大切にしてきた時間も。
全部、私たちの中に残ってる。
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夜天(プロフ) - あやかさん» ありがとうございます！�△發修譴覆蠅棒瀋蠅聾任泙辰討襪里如�近々続編出すかもです！ (2020年11月20日 19時) (
レス) id: 29584efb35 (このIDを非表示/違反報告)
夜天(プロフ) - つかささん» ありがとうございます！これからもドキドキさせちゃうので覚悟しててください！！笑 (2020年11月20日 19時) (レス) id: 29584efb35 (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - 初めまして。Twitterの方でもフォローさせていただいてます。私は牢獄のお化け屋敷が好きなので、次回作は�△�いいなと思います。第二部も楽しみにしています。 (2020年11月20日 18時) (レス) id: 9ed625666a (このIDを非表示/違反報告)
つかさ(プロフ) - すっごく面白いです！！！5人に守ってもらう展開にすごくドキドキできます！第二部も楽しみです！応援しています！ (2020年11月20日 16時) (レス) id: 9731f00be7 (このIDを非表示/違反報告)
夜天(プロフ) - 紅葉さん» ありがとうございます！ (2018年8月10日 7時) (レス) id: 11791f34cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜天 | 作成日時：2018年8月9日 8時
