#２０ ページ20
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声にならない思いは届くはずもなく、彼女は衝撃な事実を口にした。
女｢LUREの血を独り占めするためだよ！！｣
関係を築いていくのは時間がかかるのに、どうして壊すのは一瞬なんだろう …
これまで一緒に過ごしてきた時間は全部嘘で塗り固められていたということ。
このことを知ったら、みんなどう思うかな。
私、また居場所無くなっちゃうのかな …
―――――――――――――｢我々�狹兄鉢瓩�命に代えてもお守り致します｣
ダメ。
今は違う。
私には、新しい居場所がある。
助けを呼びたくても声は出ない。
リビングで盛り上がってる他の子たちは、このことにきっと気付いてすらいない。
締め上げてく力は弱まることなく、微力だけど自分でも抵抗してみたがヴァンパイアの脅威的な身体能力に勝てるはずもない。
霞む視界。
ボーッとしていく頭に、力が抜けていく身体。
朦朧とする意識の中、誰にも聞こえない声を絞り出す。
『たす … 、て … っ』
女｢そんな声、ヴァンパイアでもない限り聞こえないよ｣
確かに私の声は、声と呼ぶには程遠いものだったかもしれない。
でも、私は信じてる。
グイッと身体を寄せてきたヴァンパイアは息が荒く、その息が首筋を撫でていく。
ヌルッとした舌で舐められ、｢いただきます｣と私に一言言って肌に牙を立てる。
信じてるから。
お願い、早く …
雅｢ … 俺たちのお姫様に何してんだ、あ？｣
女｢っ！？な、……ぐっ！！｣
声を発した相葉さんの後ろから伸びてきた誰かの足が、友達の脇腹を蹴り上げる。
その衝撃で彼女は倒れ込んだ。
和｢可愛い声で助けを求められたんで｣
その足の正体は、ポケットに手を入れたまま蹴りを飛ばしていた二宮さん。
和「ヒーロー参上 … ？」
彼女の手から逃れた私の身体が倒れそうになると、音もなく松本さんが現れて私の身体を支えてくれる。
『ケホ … ッ、松 … も、と … さ … 』
潤｢無理に喋んな、大丈夫だから｣
涙で滲む視界の先に見える松本さんの優しく微笑む笑顔。
ホッとしてさらに涙が溢れてくる。
流石に騒ぎに気づいた他の友達が廊下に顔を出し、一斉に悲鳴をあげる。
それもそのはず。
私を襲ったさっきまで一緒に笑っていた友達の首は、もう身体と切り離されていたのだから …
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夜天(プロフ) - あやかさん» ありがとうございます！�△發修譴覆蠅棒瀋蠅聾任泙辰討襪里如�近々続編出すかもです！ (2020年11月20日 19時) (
レス) id: 29584efb35 (このIDを非表示/違反報告)
夜天(プロフ) - つかささん» ありがとうございます！これからもドキドキさせちゃうので覚悟しててください！！笑 (2020年11月20日 19時) (レス) id: 29584efb35 (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - 初めまして。Twitterの方でもフォローさせていただいてます。私は牢獄のお化け屋敷が好きなので、次回作は�△�いいなと思います。第二部も楽しみにしています。 (2020年11月20日 18時) (レス) id: 9ed625666a (このIDを非表示/違反報告)
つかさ(プロフ) - すっごく面白いです！！！5人に守ってもらう展開にすごくドキドキできます！第二部も楽しみです！応援しています！ (2020年11月20日 16時) (レス) id: 9731f00be7 (このIDを非表示/違反報告)
夜天(プロフ) - 紅葉さん» ありがとうございます！ (2018年8月10日 7時) (レス) id: 11791f34cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜天 | 作成日時：2018年8月9日 8時
