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鼻歌交じりで私の先を歩く先輩に連れてかれたのは、私の行きつけの楽器屋さん。
『先輩、ここ … ？』
「そうなんだけどぉ … あれ、今いないかな？」
店の外から背伸びしたり跳ねたりして店内を確認してる先輩の姿がすごく愛らしい。
体はおっきいのに小動物みたい。
例えば … チワワとか？
『ふふっ』
「何笑ってんの？」
『い、いやっ、何でも … っ』
必死に誤魔化して慌てる私を横目に、まだ小動物行動を辞めない先輩に笑いを堪えるのが必死。
「あっ、誰か出てきた。ジャガイモみたいな黒人さん … ？」
『ジャガ … っ』
もうダメだ、我慢の限界。
腹を抱えて笑い出す私に、先輩は頭にいっぱいはてなマークが浮かんでるように見えた。
片寄先輩って、天然なの？
外で騒いでる私たちに気付いたジャガイモさんが店内から顔を覗かせて「あー」と声出す。
「Aちゃんかぁ、どうしたのそんな笑い転げて … ？」
『メンさん、もうダメだ私。笑』
とりあえず店内に入ることをメンさんに促されて、涙目になった目を拭いながら店内へ。
ジャガイモさんは、ここの楽器屋さんの店長・関口メンディーさん。
ハーフなのは見ての通りだが、ルックスとは裏腹完璧な日本人。
メ「その人は彼氏さん … ？」
『ち、違います！！学校の先輩ですっ！！！』
メ「なんだぁ、彼氏さんかと」
涼「彼氏に見えます？笑」
『片寄先輩やめてくださいっ！！』
そう見られてるのが恥ずかしいのに、ちょっと嬉しいって思うところはある。
そりゃあ、王子様とカップルに見られてるんだから嬉しいに決まってる …
そんなことを考えてると、店の奥のスタジオからドラムのリズム良い激しい音が聞こえ始めた。
涼「居るじゃん … あの、奥行ってもいいですか？」
片寄先輩が指差す先はスタジオの方。
メ「いいよ、今休憩中だから彼」
この楽器屋さんで片寄先輩が知ってるドラムを叩く高校生が居るとしたら、もうあの人しか思いつかない。
先輩に肩を押されて「行くよー」と嬉しそうにスタジオの方へ誘導される。
数部屋あるスタジオの中でひと部屋だけ明かりがついていた。
いるんだ、そこに …
胸をドキドキさせながら中を覗くと、やっぱりあの人がそこにいた。
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夜天(プロフ) - 美心さん» 亜嵐くんの誕生日ですか！？羨ましい(泣)移行先でもよろしくお願いします！ (2018年11月10日 9時) (
レス) id: 11791f34cd (このIDを非表示/違反報告)
美心(プロフ) - 私は8月4日に参戦して来ました！更新頑張ってください！ (2018年11月9日 22時) (レス) id: 3a297c68b9 (このIDを非表示/違反報告)
夜天(プロフ) - 佐野玲於の名無しのfanさん» ありがとうございます！まだまだ最後を迎えるのは先なので最後までどうかお付き合いください！ (2018年10月16日 7時) (レス) id: 11791f34cd (このIDを非表示/違反報告)
佐野玲於の名無しのfan(プロフ) - オチが気になる〜！！読み終わったとき心臓がキュンキュンします！続き頑張ってください！ (2018年10月16日 0時) (レス) id: 24c1463825 (このIDを非表示/違反報告)
夜天(プロフ) - あゆんさん» ありがとうございます！これからもきゅうってさせちゃいます！！ (2018年9月30日 6時) (レス) id: 11791f34cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜天 | 作成日時：2018年9月10日 23時
