検索窓
今日:148 hit、昨日:144 hit、合計:242,400 hit

No.30 ページ32

ベ「あなた、何で組織に入ったの…?


あなたなら、明るく生きる道もあったはず……。」



私は悲しい顔をするベルモットさんに、微笑みかける。


『いいえ……違うんです。


私、ジンさんの役に立ちたいんです。



ずっと殴られて、刺されて、もういっそのこと死んでしまいたいとも思っていた時に、ジンさんが私を助けてくれて……


生きたいって、思わせてくれたんです。』



ベルモットさんは私の話を聞くと、全く呆れちゃうわ、と言って微笑んだ。

そして、ブロンドヘアをかき上げて言った。




ベ「………なら、ベル、でいいわ。


女同士、仲良くいきましょ。」


『……!はい、ベルさん!』



久しぶりに入ったお風呂は、すごく温かくて、バラと、信頼のいい香りがした。





.





お風呂から上がって髪を乾かすと、ベルさんが服を持ってきてくれた。




身体にぴったりくっつく伸縮性のある生地で作られた黒いドレスワンピース。

ウエスト辺りにはラインストーンが星空のように散りばめられている。




このワンピースのおかげで、首全体から手の甲まで布で覆って、自然に傷跡を隠せる。


(ベルさんの気遣いが伝わる…嬉しい。)


私がそれを着ると、ベルさんは満足そうに微笑んだ。




ベ「大人っぽくて素敵でしょ。


今のあなた、すごく綺麗よ。」




『いえいえそんな…


…嬉しいです、ありがとうございます。』



ニコニコ笑うベルさんに、私もつられて笑顔になる。






(私、ベルさんに会えてよかった。)




改めて、ジンさんに感謝しなくちゃ。

No.31→←No.29



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (252 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
897人がお気に入り
設定タグ:名探偵コナン , ジン
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

mf12mfc(プロフ) - 続き楽しみにしています! (9月27日 0時) (レス) id: 77539e2974 (このIDを非表示/違反報告)
moo(プロフ) - 面白かったです! (6月1日 1時) (レス) @page50 id: e3fdbdb203 (このIDを非表示/違反報告)
ラビィ(プロフ) - ゆさん» まだまだ皆様の想像とは誤差が生じているかもしれませんので、これからなるべく原作のジンを目指して書いていこうと思います!頑張ります! (5月28日 22時) (レス) id: 339bc50a01 (このIDを非表示/違反報告)
ラビィ(プロフ) - かるぴんさん» ありがとうございます!更新のペースを落とさないよう、努力します! (5月28日 22時) (レス) id: 339bc50a01 (このIDを非表示/違反報告)
ラビィ(プロフ) - ひめちゃまさん» ありがとうございます!より素敵な物語を書けるよう頑張ります! (5月28日 22時) (レス) id: 339bc50a01 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ラビィ | 作成日時:2023年5月7日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。