∞人目の始末屋６〜始末屋潰し編

出会い ページ1

JOHNNY(大倉)side




ﾀﾀﾀﾀｯ




大「あかんっ！寒いっ！」ﾊﾞﾌｯ





A「・・・・・・・」ｼﾞｨｰ





シャワーを浴びて廊下を出ると



廊下があまりに寒くて、いつもそこで体が冷えてしまうな･･･



部屋に入るなり、布団にダイブする






大「やっぱり、冬は湯船ないとキツイわぁ」ﾌﾞﾙｯ





A「・・・・・・・」ｼﾞｨｰ






大「何それ、・・・図鑑？」





A「・・・・・・」ｺｸﾝ






大「何の？」






A「・・・花」






大「花好きなん？」






A「・・・河原に、春になったら咲くでしょう？」






大「うん」






A「・・・何の花が咲くのかと思って」






大「そっか、またALICEの好きな物増えたな」ﾆｺｯ






A「・・・・・・・」ﾊﾟﾗｯ







大「・・・・・・・」







A「・・・・・・・」ｼﾞｨｰ







大「・・・何か実感ないわぁ」







A「・・・・・・・・」







大「潰し屋と、勝負するってなると実感ないな」








A「・・・貴方が、あんなに怒った顔したの初めて見た」







大「ん？ああ、そりゃな(笑)」






大「ALICEが殺し屋になるなんて嫌や」







A「・・・・・・・」







大「めっちゃ、嫌やからさ・・・」








A「・・・貴方は、始末屋になって辛いって思った事ある？」







大「え？何でぇ？」







A「・・・GUMが私に聞いてきたから」







大「・・・そうやなぁ・・・ないって言うたら嘘になるな」






A「・・・・・・・・」







大「何で、普通に生きれへんのやろって思う事はあったな」







A「・・・・そう」








大「・・・でもな」ﾑｸｯ







ｷﾞｼｯ






ベッドに座ってるALICEの横に腰かけた








大「・・・始末屋にならへんかったら、ALICEにも会えなかったし」







大「今となっては、よかったなって思うで？」ﾆｺｯ







A「・・・・・・・・」







大「ALICEが殺し屋で、俺達が始末屋やなかったら会えへんかったやん？」







A「・・・・・・・」ｺｸﾝ








大「そしたら、この楽しい生活もなかったと思うと嫌やなって思うわ」








A「・・・それは、よかった」








大「うん」ﾆｺｯ

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