第三十三話 ページ34
ヒースは口から血を吐く。
ﾋｰｽ「ぐふ…ッ・・」
敵「ヒース様…」
ﾉｴﾙ「や…やった―――！？」
『いえ』
アスタの踏み場には氷が張っていた。
ｱｽﾀ「(氷で滑らされて…勢いを殺された―――！！)」
ﾋｰｽ「剣は魔法を無効化出来ても、やはりオマエ自身はただの人間のようだな」
ｱｽﾀ「………」
ﾋｰｽ「―――今度はこちらの番だ…！氷魔法 ”天撃氷牙”」
地面から巨大な氷柱が現れ、アスタを攻撃する。
アスタは血を吐きながら吹っ飛ばされた。
『アスタさん！』
村人「あぁ…！！」
ﾋｰｽ「眠っていろ…永遠にな…」
ヒースは口元の血を拭い、A達の下へと向かってくる。
ﾏｸﾞﾅ「…アスタ…！！」
ﾋｰｽ「とてつもない魔力の魔法だ…だが…人一人分の侵入口を作るぐらい出来そうだ」
ヒースはノエルの水魔法に手をかざし、凍らせていく。
ﾋｰｽ「２５秒といったところか…オマエらは本当に私の時間を奪うのがすきらしい…その代償は大きいぞ…！！」
『２５秒もいらないわ。花創生魔法 花の双剣』
Aは自らの両の掌の中に双剣の２対の剣を創り出し、水球の一部を散らせ斬った。
そして花をを解除させると、元の水球の形に戻る。
ﾋｰｽ「貴様は…」
『新人の二人が頑張っているんだもの、先輩の私が出ないでどうするのよ。私がお相手よ』
ヒースはAの魔導書を見て目を見開く。
ﾋｰｽ「四つ葉…あの方と同じ四つ葉だと！？」
『あの方…？さっきの目的の物といい後で吐いてもらうわよ。悪いけど、時間がないの。本気で行かせてもらうわ』
Aが右手の剣を一振りすると、大量の礫がヒースに向かって跳んでくる。
ヒースも自身の礫を創り出し、相殺する。
しかし、いつの間にかヒースの懐に入って来たA。
あまりの速さに一瞬たじろぐヒース。
ﾋｰｽ「(速いっ！！)」
ヒースは後ろに引き、Aと距離を取るが今度はAは一回転しながら左手の剣をふるう。
すると今度は花の斬撃が飛んでくる。
そのスピードに反応できず、ヒースは斬撃を受けてしまい、血が飛び散る。
続けて右の剣も一振りをすると、大量の礫がさらにヒースに襲い掛かった。
ﾉｴﾙ「すごい…」
ﾏｸﾞﾅ「あれがAの異名、戦場の舞姫の由来だ。舞うようにステップを踏みながら、右の剣は礫、左の剣は花の斬撃で相手を仕留める。ヤミさんと同じくらい剣の達人だ、本当の剣は使わないらしいがな」
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こーひー(プロフ) - 失礼します！面白い作品で大好きです。あと少し気になったことが...暴力罪という物ですが、暴力罪という物は存在しないと思います....正しくは暴行罪では...?余計なお世話でしたらすみません... (2022年8月30日 17時) (
レス) id: da21190636 (このIDを非表示/違反報告)
しの - この作品好きかも、これからも更新頑張ってください。応援しています。 (2021年11月29日 20時) (レス) @page15 id: 7c50de91a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜 | 作成日時：2021年11月22日 21時
