第十一話 ページ12
次の試合は、サリム対ユノ
受験生「…ウソだろー…！？」
受験生「あのサリムが…一瞬で…！」
この試合は団長たちをもくぎ付けにした。
ヴァンジャンス「―――以上で試験は終わりだ。それでは…番号を呼ばれた受験生は前に出て来てくれ。その受験生の入団を望む騎士団長は、挙手をお願いする。挙手した団に入団するか否か、そして挙手した団が複数の場合は、どこの団を選ぶかは受験生の自由だ。
ただ先に言った通り、挙手した団が無い場合、魔法騎士団へは入れない。では番号００１の受験生、前へ―――」
順々に番号が呼ばれ、それぞれ入団する団が決まっていくもの、落選が決まったものに別れていく。
ヴァンジャンス「３２番、『紫苑の鯱』」
ヴァンジャンス「７８番 『紅蓮の獅子王』」
ヴァンジャンス「１１６番 挙手無し」
ヴァンジャンス「１４１番 挙手無し」
１４１番「ま、オレなんてそんなモンだよな」
ヴァンジャンス「―――次…１６４番」
『・・・(四つ葉の子)」
四つ葉の魔導書の少年が前へと出ると、次々と団長たちの手が上がっていく。
受験生「全団…挙手―――！！？」
受験生「……マジかよ……！」
ユノ「(魔法帝になる為の最善の道を行く―――)『金色の夜明け』団でお願いします…！！」
ヴァンジャンスは口元を緩める。
フィンラル「いいの獲られちゃいましたねー」
ヤミ「Aがいるからいいじゃねーか」
フィンラル「そうですね」
『・・・？』
ヴァンジャンス「165番」
番号を呼ばれ、アスタが前に出る。
しかし団長の手が誰一人上がることはなかった。
ヤ「そりゃそーだわな」
ヤミは椅子から腰を上げる。
ヤ「たとえ高い戦闘能力持ってよーが」
フィ「…ヤミさん…？」
ヤ「それが得体の知れねぇ力じゃ、だれも手ぇ出さねーわ…なんやかんやで…結局魔法騎士に求められるのは、魔力だ」
ヤミは体に魔力を纏わせ、放出する。
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こーひー(プロフ) - 失礼します！面白い作品で大好きです。あと少し気になったことが...暴力罪という物ですが、暴力罪という物は存在しないと思います....正しくは暴行罪では...?余計なお世話でしたらすみません... (2022年8月30日 17時) (
レス) id: da21190636 (このIDを非表示/違反報告)
しの - この作品好きかも、これからも更新頑張ってください。応援しています。 (2021年11月29日 20時) (レス) @page15 id: 7c50de91a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜 | 作成日時：2021年11月22日 21時
