第十話 ページ11
受験生「……な……！！」
受験生「何だと………！？」
試験会場はどよめきで溢れている。
アスタ「―――オレはテキトーに頑張ってイイ思いをする為に魔法騎士団に入るんじゃねー…
死に物狂いで魔法廷になる為だ」
ヴァンジャンス「(あの魔導書(グリモワール)は―――…)」
ヤミ「ほォ〜〜〜〜」
『団長・・・』
ヤミ「どうした？」
『あの子、うちの団に入れれませんかね？』
ヤミにこっそりと耳打ちをするA。
ヤミ「珍しいな！お前が欲しがる受験生なんて」
『・・・今までどうでも良かったですから・・・でもなれるまで時間がかかりそうですね』
ヤミ「ゆっくりいけばいい、それに面白そうだとは思ったな」
ヤミはそう言いながらも口元は緩んでいた。
受験生達は先ほどまで馬鹿にしていたアスタの試合を見て、呆気に取られている様子だった。
受験生「何なんだコイツは―――！！？」
受験生「それにアイツ今…魔法帝って………」
アスタ「ざわざわうるせぇえ―――！！オレは魔法帝になるっつってんだ、文句あるかクラァア！！！」
もう一度魔法帝になることを宣言するアスタに、受験生はまだ小馬鹿にしている様子だった。
受験生「・・・バカか？アイツ・・・」
受験生「・・・だよな、よりによって最果て出身の下民が何言ってんだか」
受験生「イタイねー、現実が見えてない夢見るアホは」
受験生「早く引っ込め、愚か小僧」
アスタ「誰が愚か小僧だー！！」
フィンラル「うーん創生魔法ですかね…？他の試験を見た限りだとアイツにそんな魔力があるよーには見えなかったですけど…」
ヤミ「ありゃ魔法を使ってねー」
『あの子魔力ないですよ・・・』
フィンラル「え？」
フィンラルはヤミとAの答えに驚く。
ヤミ「…魔法帝になる…ねぇ。妙なのが現れやがったな―――…」
最終試験はどんどん進んでいく。
受験生「やっぱり貴族やより内地に近いヤツが強いよな―――…！」
受験生「もともとの魔力すごすぎ、センス良すぎ」
受験生「こうやって見てると、やっぱあのチビ、地味で大した事なかったかもな」
受験生「だな、相手が油断しすぎだったんだよ」
試合はどんどん派手になっていく。
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こーひー(プロフ) - 失礼します！面白い作品で大好きです。あと少し気になったことが...暴力罪という物ですが、暴力罪という物は存在しないと思います....正しくは暴行罪では...?余計なお世話でしたらすみません... (2022年8月30日 17時) (
レス) id: da21190636 (このIDを非表示/違反報告)
しの - この作品好きかも、これからも更新頑張ってください。応援しています。 (2021年11月29日 20時) (レス) @page15 id: 7c50de91a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜 | 作成日時：2021年11月22日 21時
