復讐と恋とヨングク１０ (ページ12)

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★証拠-４- ページ12

私達が捕らえられていた家は、昔ユジン一家が住んでいた家で。

今の家に移ってからは空き家になっていて誰も住んでおらず荒れ果てていた。

私はオンニに励まされながら、何とか意識を保っていた。

身体は石のように重く寝転がったまま動かせない。

床がギシギシと音を立てて誰かが近づいてくる気配がした。

あの男が様子を見に来たの？

オンニと私に緊張が走った。

今度は、あちこちから足音が聞こえた。

オンニの｢誰？｣と言う声に反応して、｢ミヨンさん！？スアさん！？｣と言う声がした。

オンニが、｢私達はここよ。助けて～。｣と叫んだ。

バタバタとたくさんの足音。

私達を大勢の人が取り囲んで、｢大丈夫ですか？｣と言った。

｢２人は無事に保護しました。犯人は見当たらず。｣と言う声が聞こえた。

オンニが、｢犯人はユジンのマネージャーのハン・ユンソクです。｣と言った。

私の身体からロープがはずされて行った。

身体がふわりと浮いて温かくなった。

私はヨングクさんに抱き締められている！？