復讐と恋とヨングク１０ (ページ4)

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★発見ページ4

スアside

携帯の明かりを頼りに真っ暗な家の中に足を踏み入れた。

床がギシギシ軋む。

｢誰だ！｣と声がして、羽交い締めにされた。

ランプの明かりを顔に向けられた。

私を羽交い締めにしているのは、ユンソクさん！？

目の前の床にはロープで縛られた女が転がっていた。

｢ここで何をしているの？あの人は誰？｣

見てはいけないものを見てしまい身体が震えた。

逃げようとしたが、｢だからカフェで待てと言っただろ！｣と突き飛ばされた。

頭が真っ白になり、気がつくと私も縛られていた。

これがこの男の正体？

それでもどうしても確認したくて、｢私を騙していたの？｣と言葉を絞り出した。

｢お前も楽しんだだろ？お互い様じゃないか。｣

｢結婚してるって本当なの？｣

｢そんなことはどうでもいいことだろ？お前達は、もうここから出られないのだから。ははははは…。｣そう言って去って行った。

こんな状況でも、何かの間違いじゃないか？

まだそんな事を期待している自分が居てやりきれない気持ちになる。

そして、これが現実なのだと自分の中で整理がついた時、グツグツと沸き上がる憎悪。

隣の倒れている女を見る。

｢ミヨン！？ミヨンなの？｣

私は身体を動かし口に貼ってあったガムテープを剥がした。

｢うっ、うーん。｣

どうやら気がついたみたいだ。

｢ミヨン、ミヨン。｣と名前を呼んだ。