復讐と恋とヨングク１０ (ページ2)

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★疑惑-４- ページ2

スアside

流れる涙。

病室の天井を見つめ続けた。

はっきりさせる、はっきりさせない、させる、させない…頭の中で繰り返されるこの言葉。

とうとう決断の時が来たのかもしれない。

涙をぬぐって服を着替え病院を抜け出した。

ユジンのスケジュールを調べてテレビ局へ向かった。

駐車場付近で彼の車を発見してそのまま尾行した。

１時間ほど走って地方の町に着いた。

車が止まり中から彼が出てきた。

私も車を降りて彼を呼び止めた。

｢俺をつけて来たのか？｣

｢あなたに話があって。｣

彼は私を抱き締めて、｢近くのカフェでお茶でも飲もう。｣と行って歩き出した。

カフェに着くと、｢用事を済ませて来るから、ここで少し待っていてくれ。｣と頬にキスをして私を店内に残し店を出て行った。

彼の不自然な行動に疑問を感じ店を出て彼を追いかけた。

さっき車を止めた辺りの民家。

門をくぐって敷地の中に入ると、今は誰も住んでいそうにないボロボロの家。

こんな所に何があると言うの？

恐る恐る中に入った。