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hayato
「マシなった?」
ソファに座り水を飲む彼女に問いかける。
『はい。ごめんなさい。』
「いや、みんな飲ましてたからしゃあないよ。」
『…頭痛いよー。』
「……Aってほんまに酒強いん?」
時間が経つにつれ薄々気になってた。
解散してから酔いが一気に回ったのか
笑顔が全くなくなった。
『…強くはないよね。接待で飲まさせるから、…頑張って強くなった感じ。最初はいつも吐いてた…。』
そのまま横に倒れるAの隣に座る。
「そんな接待て大事なん?」
『うん。それが私の仕事だから。』
Aの悲しそうな表情から
"仕事が彼氏"が本当なのか疑問に思う。
好きでやってるなら接待でも何でもいいけど
やらされてる仕事やったとしたら
こいつはホンマに幸せなんやろうか。
Aを見つめながら、
考えても答えの出ない疑問をループさせる。
『今日もソファー借りるねえ…』
「ベッド使うか?」
『ううん、大丈夫』
あっという間に夢の中に入った彼女に
パーカーをかけ、
再びソファに腰を下ろす。
小さな寝息を立てる彼女を見つめる。
過労とかで身体壊さへんかったらええけどなあ。
俺が何や言うても多分、
Aは言うこと聞かんやろう。
「…掛け布団買わななぁ」
静かなリビングにポツリと呟き、
風呂場に向かう。
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miro(プロフ) - えみさん» わあ、ありがとうございます(;_;)!更新遅くてすみません…。これからも頑張ります♩ (2022年4月5日 12時) (レス) id: fac139c154 (このIDを非表示/違反報告)
えみ(プロフ) - 初めてコメントします!miroさんの描くお話大好きです(*´艸`)更新楽しみにしてます^ - ^ (2022年4月4日 21時) (レス) @page34 id: 20749ca659 (このIDを非表示/違反報告)
miro(プロフ) - はなさん» 失礼しました(°_°)ありがとうございます! (2021年12月11日 14時) (レス) id: fac139c154 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - オリジナルフラグたっちゃってますよ……! (2021年12月11日 13時) (レス) id: 1f4f011eda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:miro | 作成日時:2021年12月9日 20時