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you side
卓ちゃんに限ってそんなことはないと思ってた。
大々的に書かれた不倫の文字。
嘘だとわかっていても、
新聞を持つ手が震えて止まらない。
確かに写っているのは卓ちゃんと
綺麗な女性だけど、
不倫なんてするわけがない。
きっとはめられたんだ。
そう頭では分かってた。
なのにどうして、涙がでるんだろう。
静寂の中に響いた着信音。
ディスプレイを見ると、” 陽平くん ” の文字。
深呼吸をして電話をでる。
「…はいっ」
鍵「Aちゃん？大丈夫？」
「っうん！」
鍵「泣いてんじゃん、」
「…うそ、だよね？」
鍵「あたりまえでしょ、はめられたっぽいね」
「………なんで、」
俺も分かんないけど、
そう言って沈黙が流れる。
鍵「……家行こっか？」
「…うん、」
鍵「ん、待ってて」
たまたま、ちょっとした怪我が原因で陽平くんは
こっちに残ってて。
遠征に行ってる卓ちゃんが帰ってくることはない。
まだこの記事見てないのかな。
連絡もこないまま。
今は陽平くんのことをじっと待つかできなかった。
しばらくすれば
いつもより大きく聞こえるインターホンの音が
耳に入る。
「……ようへ、くん」
ドアを開けて陽平くんを見たとたん
どこからか込み上げてくる安堵感に涙が溢れた。
鍵「え、ちょ、中はいってい？」
「ん、」
私の背中を優しく押してリビングに向かう。
ソファに腰をかけて
涙を流す私の背中を優しくさすってくれる。
「…わかってるだよ、」
鍵「うん、」
「…卓ちゃんそんなことしないもん」
長い間一緒にいて、結婚もして、
年齢的にも二人の間柄もやっと落ち着いてきた。
そんなことをする人じゃないって
わかってるのに。
「私、に飽きてきたのかな、…？」
じっと陽平くんを見ると眉毛を落として
そんなことない、
そう小さく答えた。
、
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はる(プロフ) - Riさん» ありがとうございます（；＿；）更新遅くなりましたがまた読んでいただけると幸いです^ ^ (2018年4月30日 2時) (
レス) id: 95c4c28400 (このIDを非表示/違反報告)
Ri - はじめまして！始めのシリーズから読みました。この作品大好きです。更新楽しみにしています！ (2018年4月13日 0時) (レス) id: 8465ea94ee (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - みかさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます(TT)なかなか更新できなくてすいません…。近々更新できるように作成中です！ (2017年12月16日 6時) (レス) id: 95c4c28400 (このIDを非表示/違反報告)
みか - こんなかわいいお話たまらんです！！！！更新楽しみにしています！ (2017年12月15日 22時) (レス) id: 6c748f5ff5 (このIDを非表示/違反報告)
実玖(プロフ) - はるさん» 続きが気になってもう一回はじめから読み返しちゃいました！ww 更新応援してます^^ (2017年10月14日 2時) (レス) id: fb928da0c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はる | 作成日時：2017年9月29日 1時
