２５ ページ25
25
そのままみんなで御飯に来たけど
もちろん隣にAはいなくて。
拳士と鍵谷の間に座ってるA。
鍵谷の隣だし大丈夫とはおもって
俺自身あまりストップをかけることなく
お酒を流し入れた。
隣の近ちゃんに飲みすぎですよ、なんて
言われる始末。
でも意識ははっきりしてるし。
なんといってもAと帰らないといけないから。
ちらっとAの方を見れば
見事にできあがっていて。
嘘やろ。
一気に鼓動が速くなる。
翔「卓、大丈夫なんかAちゃん」
『もう連れて帰っていいっすか』
翔「おう、ええよ」
Aの周りではうるさいほどに
盛り上がっていて一つため息を落とす。
Aのまえに座っていた遥輝の近くに行くと
俺の名前を叫びながら肩を組んでくる。
こいつも相当酔ってんな。
『帰るわ』
遥「はっ？！何言うてんすか！今からっすやん！」
『アホか。Aもそろそろ限界や。』
遥「えー、Aさん卓ちゃんが帰るって言うてるで！」
「ん？うん！」
酔ってるせいか、ずっとニコニコしていて
意外にも素直に頷いた。
なんやねん結局ラブラブかよなんて声も聞こえる。
Aを隣に連れ、
大将や上の先輩方に挨拶をして店を出る。
店を出てからは
少しおぼつかない足取りのAの手を
しっかりと握る。
「ふふっ」
『なん？』
「珍しい…」
『危ないから』
ぎゅっと、握り返してくるAが愛おしくて。
今すぐにでも抱きしめたい衝動をぐっと堪える。
「…いい人たちばっかりだね、」
『うん、そうやなぁ』
幸せだね、
そうぽつりと呟いたAは
いつもより小さく見えた。
、
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 561人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「プロ野球」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はる(プロフ) - Riさん» ありがとうございます（；＿；）更新遅くなりましたがまた読んでいただけると幸いです^ ^ (2018年4月30日 2時) (
レス) id: 95c4c28400 (このIDを非表示/違反報告)
Ri - はじめまして！始めのシリーズから読みました。この作品大好きです。更新楽しみにしています！ (2018年4月13日 0時) (レス) id: 8465ea94ee (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - みかさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます(TT)なかなか更新できなくてすいません…。近々更新できるように作成中です！ (2017年12月16日 6時) (レス) id: 95c4c28400 (このIDを非表示/違反報告)
みか - こんなかわいいお話たまらんです！！！！更新楽しみにしています！ (2017年12月15日 22時) (レス) id: 6c748f5ff5 (このIDを非表示/違反報告)
実玖(プロフ) - はるさん» 続きが気になってもう一回はじめから読み返しちゃいました！ww 更新応援してます^^ (2017年10月14日 2時) (レス) id: fb928da0c0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：はる | 作成日時：2017年9月29日 1時
