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目を覚ますとAの姿はなくて。
朝ごはんだけがテーブルに並べられていた。


こんな時まで優しい彼女。



今日帰って来たらちゃんと謝ろう。









気分は晴れないが試合はある。
いつも通りドームに向かい、ロッカーに入る。



挨拶を交わし、自分のロッカーの椅子に腰をかけた。




遥「おはよー卓さん」

『おう、はよ』

遥「いつまで鞄抱えてんすか」

『え、あー、』



遥輝は
座って鞄を抱えたままの俺に疑問をもったのか
ニタニタしだした。



こいつすぐ勘付くからな。
余計なとこまで。






でも、どうもAのあの行動が気になって。

モヤモヤが収まらなかった。







遥「え、もしかして昨日話してなんかあったとか?」

『うん、まあ』

遥「なになに、」





昨日の出来事を軽く遥輝に話してみた。



それを聞いて遥輝はうーんと頭を抱える。
そんな姿をじっとみつめながら言葉を待つ。





遥「……わからん」

『謝ろうとは思ってるけど、理由もわからんまま終わりそう、』

遥「それはちゃんと聞いてあげてくださいよ」

『わかってるけど』

遥「わかってるけどじゃない、わかった!!!!」




うるさいな。



服を脱ぎながら大声を出す遥輝。

うるせえと顔で訴えると、イスに腰をかけた。




遥「だいたい、そんなとこで怒ったらやりたいだけみたいっすよ」





女の子はデリケートなんやから。

と、横顔が俺よりも大人びてた。









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はる(プロフ) - Riさん» ありがとうございます(;_;)更新遅くなりましたがまた読んでいただけると幸いです^ ^ (2018年4月30日 2時) (レス) id: 95c4c28400 (このIDを非表示/違反報告)
Ri - はじめまして!始めのシリーズから読みました。この作品大好きです。更新楽しみにしています! (2018年4月13日 0時) (レス) id: 8465ea94ee (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - みかさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます(TT)なかなか更新できなくてすいません…。近々更新できるように作成中です! (2017年12月16日 6時) (レス) id: 95c4c28400 (このIDを非表示/違反報告)
みか - こんなかわいいお話たまらんです!!!!更新楽しみにしています! (2017年12月15日 22時) (レス) id: 6c748f5ff5 (このIDを非表示/違反報告)
実玖(プロフ) - はるさん» 続きが気になってもう一回はじめから読み返しちゃいました!ww 更新応援してます^^ (2017年10月14日 2時) (レス) id: fb928da0c0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はる | 作成日時:2017年9月29日 1時

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