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二軍メンバーとは外れて、
一人淡々とトレーニングをする。
コンコンと、ノック音が鳴りすぐに扉が開く。
「おっ、翔平」
大「あ、やっぱり居た。久しぶりだね」
「怪我は？大丈夫？」
大「うん、良くはなってきてるよ」
早く思い切り投げたいな〜〜なんて腕をブンブン振る翔平を見て、少し羨ましさがあった。
大「どうなの？調子」
「…うーん」
正直、野球なんてもう辞めてしまいたいと何度思ったか。だけどそれ以上に、大切な野球を失くしてしまった時の代償はとてつもなく大きい物なんじゃないかと恐れてる。
「………辞めたい、よ」
大「え？」
「野球…もう辞めたい」
どうしてこんなにポロポロと言葉が出てしまうんだろうか。大好きな慎吾にだって言えなかったこと。私のことを理解してくれてる遥輝や卓さんにも言えなかったこと。
「辞めたら、…楽になれるのかなって」
大「本気？」
「……」
大「ほんとに野球と向き合ったの？」
重い言葉とは裏に優しく問いかけてくる。
大「ほんとにボールとかバットとか、グローブさえも見たくないくらい向き合った？」
「……」
大「もうやりきりましたって、これ以上頑張れませんってくらい練習した？」
フワッと笑う翔平はどことなく大人びていて。
ガキだのなんだの言われてるけど、ほんとは誰よりも大人なのかもしれない。
大「してないね、」
「……わかんないよ、もう」
大「焦る必要なくない？」
「…そうだけど、」
大「大丈夫だよ、絶対打てるようになるから」
きっと根拠なんてないのに、自信を持ってる翔平を見るとなぜか涙が溢れ出して。焦る翔平がおかしくて、つい、笑ってしまう。
大「俺は待ってるよ、」
「…っ、ありがと」
まだできる、
そう言い聞かせて何度もバットを振った。
、
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はる(プロフ) - 如月明日香さん» コメントありがとうございます！嬉しいお言葉ばかりで(T . T)更新遅くて申し訳ないですががんばります（；＿；）♪ありがとうございます(^_^) (2017年6月23日 3時) (
レス) id: 95c4c28400 (このIDを非表示/違反報告)
如月明日香(プロフ) - 本当にこのお話大好きで....とにかく、主人公のキャラは明るくて好きだし、石川選手が現実にいるように感じるくらい、本当にかっこいいです！更新は大変だと思いますが、頑張ってください！応援しています！！！ (2017年6月22日 7時) (レス) id: eed9e6c20a (このIDを非表示/違反報告)
実玖(プロフ) - よんさん» ほんとですか！？嬉しいです！^^お互い頑張りましょうね！ (2017年5月5日 6時) (レス) id: fb928da0c0 (このIDを非表示/違反報告)
よん(プロフ) - 実玖さん» 嬉しい限りです(Ｔ＿Ｔ)タイミング見て続編書いてみますね♪ありがとうございます(^^) (2017年5月5日 0時) (レス) id: 95c4c28400 (このIDを非表示/違反報告)
実玖(プロフ) - よんさん» 何回も繰り返して読んでます><できれば続編も書いてほしいくらいです！嬉しいです(T▽T)ありがとうございます((o(^∇^)o)) (2017年5月4日 23時) (レス) id: fb928da0c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はる | 作成日時：2017年4月12日 0時
