１２２ 慎吾 ページ39
122
石川慎吾 side
試合が終わり、すぐに球場を出てAから聞いていたホテルに直行した。アクセルを全開にしたい気持ちを抑えて、車を走らせる。
余裕がなさすぎる自分が少し惨めに思えるが、
そんなことはどうでもよかった。
部屋に着く前にAに電話を入れ、ドアを開けるように急かした。
ベストタイミング、というぐらいで部屋のドアが開く。
「…しんごっ」
慎「おわっ、」
目が合うなり抱きついてきたA。
自分以上に余裕がない彼女を見て、辛い思いをさせていたんだと心底そう思った。
首に回される腕とAの匂い。
唆られるものがあったけど、さすがに今は我慢。
慎「会いたかったで、」
「…やっと会えたぁ」
涙目になりながら俺を見上げるAに少し理性がきかなくなって。荒いキスをしてしまう。
「…っん、」
慎「…A」
ひょいっとAを持ち上げ、優しくベッドにおろす。
会えなかった時間を埋めるように
お互いが求めて。
Aの服に手をかけた時だった。
ぎゅ、と俺の腕を掴む。
慎「怖い？」
「…はじめて、」
慎「ん、…優しくする、」
大丈夫、とキスを落とす。
応えるように俺の首に手を回してくる。
慎吾と何度も何度も呼ぶ声も
意外と華奢な身体も
少し苦しそうにする顔も
慎「…痛かったら言いや、」
「…っん、」
慎「…っ、A」
「…はぁっ、しんご」
壊してしまいそうなほど
全てを愛してる。
、
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 351人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「プロ野球」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はる(プロフ) - 如月明日香さん» コメントありがとうございます！嬉しいお言葉ばかりで(T . T)更新遅くて申し訳ないですががんばります（；＿；）♪ありがとうございます(^_^) (2017年6月23日 3時) (
レス) id: 95c4c28400 (このIDを非表示/違反報告)
如月明日香(プロフ) - 本当にこのお話大好きで....とにかく、主人公のキャラは明るくて好きだし、石川選手が現実にいるように感じるくらい、本当にかっこいいです！更新は大変だと思いますが、頑張ってください！応援しています！！！ (2017年6月22日 7時) (レス) id: eed9e6c20a (このIDを非表示/違反報告)
実玖(プロフ) - よんさん» ほんとですか！？嬉しいです！^^お互い頑張りましょうね！ (2017年5月5日 6時) (レス) id: fb928da0c0 (このIDを非表示/違反報告)
よん(プロフ) - 実玖さん» 嬉しい限りです(Ｔ＿Ｔ)タイミング見て続編書いてみますね♪ありがとうございます(^^) (2017年5月5日 0時) (レス) id: 95c4c28400 (このIDを非表示/違反報告)
実玖(プロフ) - よんさん» 何回も繰り返して読んでます><できれば続編も書いてほしいくらいです！嬉しいです(T▽T)ありがとうございます((o(^∇^)o)) (2017年5月4日 23時) (レス) id: fb928da0c0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：はる | 作成日時：2017年4月12日 0時
