宇宙いち ４

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交流戦が終わって、打撃に不安は残るものの
一軍には居座ることができてる。



試合後、ロッカーで着替えをしてたら
シャワーを終えた遥輝が声をかけてきた。


遥「A〜飯いこや」

「ん、いいよ」

遥「ん？なんかお前痩せた？」




タンクトップの私をまじまじと見てくる。
恥ずかしさなんてもう無いけれど、
さすがに視線を集中させられると
少しばかりかでてきて。


「えっ、なに！見ないで！」

遥「いや今更すぎやろ」


胸元を隠すようにすれば後ろから近づいてきて。

んー、とか、あー、とか
一人でぶつぶつ言いながら抱きしめてくる。

この状況なんなんですか。





その変な状況を破ったのは
少し笑いながら見てる翔平だった。


大「何してんすか」

遥「A痩せたくない？」


ちょ、と言い私を翔平の方に差し出す。

翔平も抵抗することなくスッと抱っこする。





「あーやっぱり翔平の抱っこ落ち着くなあ」

遥「軽なったやろ？」

大「確かに、軽いかも」

「てかなんでわかるの、怖い」

遥「そらずっと見てるしな」

大「変態じゃないっすか」

遥「うっさい」




心配しとんねん。
そういう遥輝はほんとに優しいなって。


実際、あのブランクがあってから激痩せしたけど
だいぶ体重も戻ってきた、と思ってた。






御飯もしっかり食べてるんだけどなあ。



食事の見直しするか…。









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