宇宙いち ４

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「んん〜〜っ……」



身体にずっしりと重みを感じて朝、目を覚ますと
しっかり巻きつかれた腕と足。

慎吾、と声をかけても起きる気配はなくて。


まあ、少しの間はこれでもいっか。



またウトウトし出した時、
んん、と掠れた声と共に慎吾が目を覚ます。



慎「…A〜〜、」

「わっ、…ちょっ」



抱きしめてきたかと思えば、
服の中にするりと手を忍ばせる。


慎「やらか…」

「朝からやめてよばか！」

慎「Aもその気なくせにぃ、」




元気過ぎませんか、この子。

なんて考えてるうちにみるみる彼の波へ呑まれてく。






「…んっ、」

慎「…Aっ、っ好きは？」

「…ぁっ、…ん、すきっ」

慎「んっ、俺も好きやで、」






ぐったりと横に寝転んだ慎吾に
優しくキスを落とすと、少しびっくりしてて。


慎「…めずらし、」

「今のうちだもん…」

慎「泣きそうなんな、あほ」




ぺしっとおでこを叩かれたかと思えば
慎吾の匂いに包まれる。









戻れるならば
この日に戻りたい。

そう思う日がくるなんて、
私は最低なのかもしれない。







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