宇宙いち ４

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用意を終え、ため息をひとつついたところで
タイミング良くインターホンが鳴る。


あ、来た。と慎吾が立ち上がり慎太郎を預けて来る。




すぐにガヤガヤとうるさい声が聞こえて来て。
久しぶりに男前二人を出迎える。



「久しぶりー！！！」

遥「久しぶりやな〜A！うわ！まって！めっちゃかわいいやん、」



目をまんまるにして慎吾の方を見る遥輝。

そりゃあ俺とAの子供なんで！と
肩を組んでくる。



遥「写真で見るより断然かわいいわ」

卓「女の子みたいやな」

「それすごい言われる！」

遥「抱っこしていい？」

「うん！」



やばいまじで、と連呼する姿を見て微笑ましかった。

慎吾も嬉しそうで。
幸せだなあって。



そんな事を思ってたら
ポン、と頭に大きな手が乗る。


卓「お母さんになったんやな、」

「…卓さん」

卓「幸せそうでなによりやわ」



卓さんたちと会うのはほんとに久しぶりで。
心配してくれていた嬉しさと申し訳なさ。





「ありがと、卓さん」

卓「で、復帰はいつから？」

「はぇっ？！」

卓「キモい声出すな」







できるならば、もう一度



みんなと野球がしたい。









、

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