ゆらりゆれる初恋心【JM】 (ページ34)

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Episode 34 ページ34

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「ねえねえ！！A！」

「ちょっとこっち来て！」

準備中、教室の奥から私の名前を大きな声で呼んだのは

何度か話したことのある、ナウンだった。

「…どうしたの？」

「今見てたんだけど、Aって、パクくんのこと好きなの？」

「…えっ、」

ナウンとは友達だけど

好きな人のことを話すことが出来るほど

深い仲では無いと、思っていた。

「…どうだろ、推しって感じかな、？」

「…そうなんだ！でも、サポートさせて！」

「サ、サポート？」

「そう、くっつけてあげる。」

「…別に、大丈夫だよ？」

やんわりと断っても

強く押し進めてくるナウンに勝つことができなくて

その場はなんとか乗り過ごしたけど

後で嫌な予感しかしなかった。

「…私のペースで、頑張りたいんだけどなぁ、」

「ナウンちゃん？」

「…まぁね、」

「あの子、二週間に一回彼氏変わってるらしいから、気をつけた方がいいよ」

スンアが興味無さそうにだけどそう言ってくれて

ナウンに対する警戒心は高まった。

…でも、人を警戒するだなんて、嫌だしなぁ、。

また新たに問題がひとつ増えそうだなと思いつつ

作業を進めた。

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