ゆらりゆれる初恋心【JM】 (ページ4)

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Episode 4 ページ4

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「帰ろ！A！」

「うん！ちょっと待ってね」

授業が始まって数日、私にはまた友達ができた。

それは、隣のクラスのラン。

背が170cmと高くて、可愛いというよりも美人な顔。

冷めてきてはいるみたいだけど彼氏もいるし、

言うことなしな女の子。

「それでね、別れようか迷ってるんだけど〜」

「向こうが別れさせてくれないんだね」

「そうなの！Aは話を聞くのが上手だから助かる。」

ランとは、共通点が同じことが多くて仲良くなった

彼氏はいるけど、本当に好きな人ができたことはないらしいし

二人でいるときは常に恋バナをしている。

「私はやっぱり、身長が大切かな。自分が高いから、180cmはあってくれないと。」

「…私は逆に、180cm以上もあったら首が疲れちゃうかも。
170cmあれば、見上げるくらいだから」

「可愛いね、本当に羨ましいよ」

「私はランが羨ましい」

お互い、何もかも真逆な二人だけど

好きな食べ物とかは似ていて

まだ出会って数日だけど、すごく一緒にいて楽に感じる

「でも私は、身長とか顔よりも、穏やかな人がいいな。」

「穏やか？」

「うん、勝手に空気が優しくなるような人。」

「…ふふ、Aらしい。」

ランとは好きなタイプも違うから

気兼ねなく恋バナができる。

私にもランにも、運命の相手が訪れますように。

「そういえば、言ってたイケメンは？」

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