ゆらりゆれる初恋心【JM】 (ページ22)

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Episode 22 ページ22

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「それでね、一緒に帰る約束したのー！」

「ええ！もう随分進展してるね？頑張って！」

「うん！お祭りも一緒に行こうーって話してる」

学年で1番背が高くてかっこいいキムくんと

圧倒的存在感のランは、誰が見てもお似合い。

まだ直接話したことはないらしいけど

いつかはくっつくんだろうなって予想している

「そういえばこの前思ったんだけど、パクくんとA」って似てるよね？」

「…えー、？そうかな？分からないかも」

「んー、なんて言うかね、顔がって言うか、雰囲気が似てる」

私がパクくんの好きなところで一番なのは

穏やかな雰囲気でみんなを癒してくれるところ

「…それは、嬉しいかも。笑」

「私、お似合いだと思うよ？話しかけちゃえばいいのに」

「うんー、、だからね、文化祭で関われたらいいんだけど」

この前の先生の説明では

劇をすることは決まっているから

何の劇をするのか、

あとは役割を夏休みまでに決めないといけないらしい。

「パクくん、何をやるんだろう」

「イケメンだから、出てくれたらいいのにね？」

「そういうキャラじゃないと思うよ笑」

そうはいいつつも

パクくんがもし劇に出てくれた場合

一番関わることができるのは衣装係

家に帰って

微かな期待を込めながら

今日配られた文化祭役割希望用紙の衣装の欄に

濃く、丸をつけた。

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