Episode 14 ページ14
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「えええええ!!??」
「叫びすぎ、笑」
「だ、だって、ラン!?」
「ふふ、いい反応。笑」
うれしそうにニコニコしているランとは対照的に
私は驚きすぎて疲れてしまった。
いきなりランが
" 好きな人ができた " だなんて言うものだから。
「それってもしかして、」
「うん、テヒョン。」
「…テヒョン?」
「あ、キムくんの下の名前。」
「もう仲良くなってるパターンね。」
「ごめんね、テスト期間だったから言うタイミングがなくて」
必死に謝っているランだったけど
向こうからキムくんが歩いてくるのが見えると
すぐに顔が赤くなった。
「ふふ、もう、いつの間によ。笑」
「それはもうこれからいっぱい説明させて?」
「うん、楽しみにしてる。」
その時にとりあえず軽く説明してくれたのは
前に私にキムくんの話をしてくれたときに
SNSのダイレクトメッセージを使って話しかけたらしい。
そこから仲良くなって、いつの間にか好きになった、と
「ほんとはね、彼氏と別れたばかりだったし、あんまり良くないかなって思ってたんだけど」
「…好きなのかなって思った時点で好きなんだって思ったら、止まらなくなっちゃって。笑」
ランの、最後の言葉が
私の心にずっと引っかかっていた。
「そうなんだ、でも楽しそうでよかった」
「うん、すっごく楽しい!」
いつも可愛いランだけど
" 恋をすると可愛くなる乙女 "
まさに、その言葉通りだった。
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ハナ - ジミンペンなので嬉しい!!更新楽しみにしてます!!頑張って!! (2022年9月5日 22時) (レス) @page7 id: d40bc16d0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あんな | 作成日時:2022年9月4日 9時