Episode 8 ページ8
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「えー!ついに話したの?推しくんと!」
「うん、もうすごく可愛かった。笑」
「じゃあその勢いで言うと私は別れたよっ。」
「そっか、別れられたんだね」
「うん!これで清々!」
別れ話を聞いてはいるけど
暗い話ではない。むしろ明るい話。
私もパクくんの話ができたし、今日の恋バナは一段と楽しい。
「それでね、隣のクラスのキムくんっていう人がいるんだけど〜」
「もう次の人狙ってるの?」
「身長だけね?メッセージが来たから、友達になってみるのはありかなって。」
「もう、ランらしいね。笑」
可愛いと思う男子はいたとしても、推しどまりの私に対して
別れた瞬間に標的を別に向けているラン
どっちがいいとか、どっちが悪いとかなんて
高校生の私たちには関係ない。と思う方が楽しい。
「パクくんと進展あったら教えてね?」
「うん、ランも」
ランにはそう言われたけど
今の私にパクくんに恋愛感情なんて湧かないし
自分に好きな人ができる想像もできない。
いつでも輝いているランを羨ましく思いながら
イヤホンを耳につけて外の世界と遮断した。
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ハナ - ジミンペンなので嬉しい!!更新楽しみにしてます!!頑張って!! (2022年9月5日 22時) (レス) @page7 id: d40bc16d0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あんな | 作成日時:2022年9月4日 9時