可愛い幼馴染を隠したい【JK】

３４ ページ34

.






JM 「Aちゃんは、好きな人とかいないの？」



『…恋愛は、したことないかもしれません』






何故か嬉しくなっている自分がいた


ジョングガにいつもの悪戯の仕返しをする反面、２人の恋を進展させようと思って、今日は話しかけたのに



俺にもチャンスがあるんじゃないかって







『ジミンさんは、好きな人がいますか？』



JM 「…え、？」



『…あ、そっか、アイドルだから、』







アイドルは恋愛をしない




確かにそうかもしれないけど、普通の人間に戻りたくなる時がある。

Aちゃんがこんなことを言うなんて、俺の事を1mmもそういう目で見ていないんだろうなあ

と言うより、小さい頃からあのイケメンのジョングガと一緒なんだったら、俺なんて芋程度にしか見えないのかもしれない



…俺だって一応、アイドルなんだよ





そういう意味を込めて、Aちゃんの手を握った






『…ふふ、どうしましたか？』



JM 「ううん、ただ握りたかっただけ」






手を握っても照れない君が悔しいけど、俺も頑張ってみても、いいよね？

３５→←３３

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す