花様年華【TH】 (ページ8)

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花様年華 pt.1 ページ8

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『ちょっと電話で抜けるから通して』

JK 「そのまま帰りそう。荷物置いていって」

『…わかったから』

ジョングガはAさんに付きっきりで俺たちに構わないし

Aさんだってそう

今みたいに、ジョングガだけに気を許してる感じとか

全部、少し気に入らない

TH 「…手汚れたんで、洗ってきます」

JM 「ベトベトじゃん」

何故か分からないけど汚れた手を口実に

Aさんの後を追った

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本当に手がベトベトだったから手を洗ってから

Aさんの行った方向を進んだけど

…どこにもいない。

そう思って、諦めようとした時、声が聞こえた

『彼らは、韓国一になってくれるはずです。早く離れたい気もするし、離れたくない気もします』

TH 「…Aさん、？」

誰かと電話をしていた彼女がいて

内容は少し聞こえにくかったけど

表情からして、ものすごく良い話という訳でもなさそう

『…切りますね。』

俺に気づいたのか、少し慌てて電話を切った

その後に目が合って、こっちに近づいてくる

『聞こえましたか？』

TH 「…ほとんど、聞こえなかったです」

そういうと安心したような表情をした

…なにか、俺たちに聞かれたくない話だったのかな、

『新人賞、おめでとうございます』

TH 「…あ、ありがとうございます」

『…韓国一のグループになりましょうね』

彼女の言葉の真意を理解することは

出来なかった気がする

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