花様年華【TH】 (ページ29)

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花様年華 pt.2 ページ29

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TH 「Aさんは、どうして俺のことが嫌いなんでしょうね」

そんなテヒョンの問いかけに

" お前のことじゃない " って言ってやりたかったけど

それは、Aの口から聞くべきだと思った

TH 「…ほんとに、行っていいんですか？」

YG 「俺の家に来るだけだろ。そこにあいつがいるだけだよ」

…行って、何を話したいのか

何を聞きたいのか分からない

だけど今しか勇気が出ない気がしていた

YG 「話したら、分かる奴だから」

TH 「…俺でも、ですか？」

テヒョンは、デビュー当時から度胸があるメンバーだった

大先輩にでも積極的に話しかけて

フレンドリーだし、そんなテヒョンを見てすごいと思った

だからAにも、ある程度初めの方から話しかけたり

仲良くなろうとしていたみたいだけど

あの男の名前が、テヒョンだったから

それだけの事で、テヒョンは臆病になってしまった

TH 「…Aさん、俺の目を真っ直ぐ見てくれたことなんて、あるのかな、」

一番、Aと仲良くしたがってた奴が

どうしてこうもすれ違うんだろう

TH 「…Aさん、」

テヒョンがそう呟いたとき

その不安そうな顔は

ただスタッフとして、話せるようになりたいのか

TH 「…ヒョン、話せなくなったら、助けてください」

それだけじゃない感情があるのか

わからなくなる時がある

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