ごめんね ページ8
あ「遅い･･･」
今日は私の誕生日。
早く帰ってきてくれるって約束だったのに、モトキくんはまだ帰ってこない。
時計は10時を示している。
外は真っ暗。
少し泣きそうになりながら、テーブルに突っ伏していると、いつの間にか寝てしまっていた。
モ「･･･ね･･･きて･･･起きて･･････起きてってば。」
モトキくんの声で目が覚めた。
飛び起きると、目の前にはずっと待っていた愛しい笑顔。
モトキくんは「ごめんね」って眉を下げて笑った。
あ「･･･〜っ･･･！」
私は何も言わずモトキくんに抱きついた。
モ「ごめんね、ずっと待ってくれてたんだよね。」
あ「･･･寂しかった。」
モ「プレゼント買いに行ったらお店閉まっててね、隣町まで行ってきたの。早く買っておけばよかったなぁ。」
あ「プレゼント･･･探しに行ってくれてたの･･･」
モ「うん。せっかくの誕生日なんだもん。」
そういうとモトキくんは青い買い物袋からアクセサリーケースをくれた。
あ「可愛い･･･ありがとう。」
嬉しくて涙が零れそうになった。
モ「開けてみて。」
あ「中にも入ってるの？」
モ「うん」
そっとケースを開けてみると、中には綺麗な指輪が入っていた。
あ「これ･･･」
モ「結婚指輪。」
あ「･･･！」
モ「誕生日なのに早く帰って来るっていう約束破っちゃったこんな僕ですが、結婚してくれますか？」
モトキくんからのプロポーズ。
こんな幸せなことはない。
溢れ出した涙を拭って、モトキくんの胸に飛び込んだ。
あ「もちろんだよ。」
モ「ありがとう。」
モトキくんは優しく笑った。
あ「こちらこそ。」
私も、涙でぐしょぐしょの顔で笑った。
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ゆーふぉ - すごい面白かったです！良かったら私の、「君と響くハーモニー」読んでみてください！ (2018年8月6日 15時) (
レス) id: fe93b4e930 (このIDを非表示/違反報告)
もっちー - とってもおもしろかったです！ 続きが楽しみです！ (2017年4月22日 12時) (レス) id: 7973d39361 (このIDを非表示/違反報告)
大木(プロフ) - ももさん» ありがとうございます！これからも頑張ります！ (2017年4月4日 12時) (レス) id: 306262a905 (このIDを非表示/違反報告)
もも - 「どこにも行かないで」最高モトキ大好きなんでもれからも書いてください (2017年4月4日 12時) (レス) id: 71f4adddf9 (このIDを非表示/違反報告)
大木(プロフ) - ももさん» ありがとうございます！嬉しいです！ (2017年4月3日 20時) (レス) id: 306262a905 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：大木 | 作成日時：2017年3月31日 19時
