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ごめん ページ6

撮影後、近くのファミレスにお昼ご飯を食べに行くことになった。


テーブル席に案内され、流れ的に私はマサイの隣になってしまった。


私の右隣にマサイ、その横にさおり。


そして正面にはシルクとンダホ。


そう言えば、こんな近距離も久しぶりだな。


今じゃもう、触れることすら難しい存在だしね。


シ「俺何にしようかな。肉食いてーな。」


さ「いや、そこはたらこスパゲティでしょ。」


シ「うるせw」


ン「あははww」


マ「あのさっ」


マサイがいきなり立ち上がった。


シ「なんだ?」


マ「Aと話したい事あるから、借りてってもいい?」


え?どうしていきなり。


ン「別にいいけど?」


シ「じゃ、料理運ばれてくるまでには戻ってこいよ!」


マ「おう。」


マサイは私に目で「付いてきて」と伝えた。


駐車場に出ると、マサイは私の正面に立って、「ごめん」と頭を下げた。


あ「なんで・・・」


マ「冷たくしててごめん。別れたこともあって、気まずくて・・・無意識にこんな態度になっちゃっててさ。」


その瞬間、目の奥がジーンとなって、じわじわと涙が浮かんできた。


マ「ちょ、なんで泣く!?」


あ「・・・ずっと・・・嫌われてたと思ってた・・・」


マ「・・・ごめん。ほんとごめん。辛い思いさせてたな。Aの事嫌ってないよ。」


あ「よかった・・・」


マ「だからさ、これから気まずいとかナシで仲良くやってこ?難しいかもしれないけど、普通に話してくれるだけでいいから。俺も頑張る。」


あ「うん・・・分かった。」


マサイはそれ以上何も言わなかった。

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はるけん - めっちゃえぇ話やん... 涙目になって見とった こんな良いお話作ってくださりありがとうございました! (2017年4月16日 15時) (レス) id: d7d116ee77 (このIDを非表示/違反報告)
大木(プロフ) - プロインドさん» ありがとうございます!ここまで来れたのも皆様のおかげです! (2017年3月19日 20時) (レス) id: 306262a905 (このIDを非表示/違反報告)
プロインド - ついに最終回を迎えられましたね!おつかれさんです!最後は元に戻れてほんとよかったベー(=^x^=)シルクさすが!リーダー!やさしすぎ!アデュー (2017年3月19日 20時) (レス) id: 8f36f4d372 (このIDを非表示/違反報告)
大木(プロフ) - ◆槻風カノ璃*Appleじゃっく◆さん» コメントありがとうございます!ちょっと切ないお話にしてますw (2017年3月6日 23時) (レス) id: 306262a905 (このIDを非表示/違反報告)
◆槻風カノ璃*Appleじゃっく◆(プロフ) - 心が痛すぎる(/ー ̄;) (2017年3月6日 23時) (レス) id: b68aa1fc39 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:大木 | 作成日時:2017年2月26日 20時

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