ず る い よ 【Fischer'sシルクロード】

コーラ ページ34

シ「よし、着いた。やるぞ！」


シルクがバスケットボールを持って走り出す。


続いて私も走り出す。







やばい。全然ボール取れない。


シルクやっぱ強いなぁ。


シ「おい遅いぞ笑笑」


あ「うるさああい！！」


余裕な表情がむかつく。


5分後



10分後



私はずっとシルクのボールを取れないでいた。


あ「ねぇもう休憩しよ。」


シ「だな。」


私がベンチに座ると、シルクがすぐそこの自動販売機に飲み物を買いに行った。


めちゃくちゃ疲れた。


ポケットから携帯を取り出してTwitterを開いた。


なんとなく色んな人のツイートを見てたら、頬に冷たいものが触れた。


あ「ひゃあ！」


振り向くと、そこにはコーラを2つ持ったシルクが笑っていた。


あ「びっくりさせないでよ！！」


シ「悪い悪い笑 はい、これお前の。」


シルクが私にコーラを押し付けた。


あ「あ、ありがと。」


シルクが私の隣に座った。


「プシュッ」と音を立ててコーラの蓋を開けてがぶ飲みするシルク。


シ「運動後のコーラはやっぱうめぇな。しかも1対1だったからめちゃくちゃ動いたし笑」


あ「そうだね笑」


私もコーラをの蓋を開けて一口飲んだ。


シ「お前、中学の時とか好きな人いた？」


あ「え、別に好きな人はいなかったかなぁ？」


バレないようにシルクから目を逸らした。


あ「そう言うシルクはいたの？」


シ「俺？教えね笑」


あ「なんでよ！教えてよ！」


シ「言ったらお前を困らせるからなぁ笑」


あ「どういうこと？」


シ「いや、言わねーけど笑」


あ「なんなの笑笑」


なんだろ、めちゃくちゃ気になる。

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