【続】ブラック本丸？ホワイトにしましょう！ [完] (ページ8)

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＿＿やってしまった。

違う、殺すよう促したかった訳じゃない。
超えるには殺すしかない、でもAを殺すなんて無理に決まってる。

Aは一人一人を大切にしてくれるから、そんな主を刀剣男士たちが見殺しにするなんてことは無い。
きっと、全力で守るはず。

……じゃあ、主はどう？
今までやってきたことを忘れたとは言わせない。
貴方が命の危機に晒されても、僕らが助けることは無い。

もう、圧倒的差があるんだよ。

僕のせいでAを危険な目に遭わせてしまうという不安から、急いで手紙を書いた。
多分この手紙はこっそり渡すことなんて出来ない。

だから……お願い、この見えない文字に気づいて。

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「堀川国広は、今の主を殺そうとしているんじゃないか？」

「でも······」

私よりもあの審神者を選んだのは、皆だよ。
それなのに、殺しちゃうの？
＿＿自分たちが"いらない"って思ったら、捨てちゃうの？

それは、皆が嫌いな人間と同じ事を、あの人にしちゃうって事だよ。

「大将······しっかりしろ」

＿＿お互い様って事かな。
人間でも刀でも、考えることは似ているのかもしれない。
そもそも、刀が人間の形になり生活しているんだから、人間と同じような感情になるのも不思議ではない。

「そうね。……とりあえず、作戦立てましょう」

「おう！」

私は急いで皆を大広間へと集合させ、一通りの事を説明してから対策を練ることにした。