EXILE TRIBE〜SHORT STORY 7〜

雨／登坂広臣 ページ36

your side



雨って憂鬱。



気持ちまでもが落ちこむ。



仕事が終わり会社を出ようとした時。




『え、うそ･････傘ない』



折りたたみは常備してるはず！



なんで今日に限って置いてきたんだ！




『ついてないなぁ』ﾎﾞｿｯ

？「松本？」

『･･････あ、登坂さん、お疲れ様です』

臣「どうした？帰らないの？」

『それがですね、傘を忘れてしまって、止むの待ってます』

臣「この様子じゃ止まないでしょ」




ですよね、雷鳴ってますもんね。




臣「･･･ん、使いな」

『いや登坂さんが･･･』

臣「俺は大丈夫。女を放って帰れねぇよ。それに俺の後輩なんだし」

『でも私が登坂さんの使ってるの他の社員に見られたら変な噂たてられますよ？迷惑かけられません』

臣「俺はAとなら噂になってもいいけど」




カッコよく笑った登坂さん。



まだ理解出来てない私。




臣「鈍感すぎ。好きっつってんの」




私、顔赤いかも。



彼に告白された大雨の日。



私が彼に恋するのはどんな日だろう。



そう遠くはないかもしれない。




E N D
ザックリとしたオフィスラブ。こんな感じなんだろうか？現実こう甘くはなさそう･･･。

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