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依岡A。絵心甚八の甥であり、プロジェクト参加者。そして、青い監獄唯一の人間警備員。
絵心は依岡を
監獄内で上から数え初めて直ぐに名前の見つかるほどの好成績を記録している彼は、件の約束を深夜の巡回という形を通してしっかりと守っていた。
選手たちが皆寝静まった頃、誰にも気づかれることなくひっそりと行われているらしいそれを帝襟が自身の目で確認したのは、これで3回目である。
雑務の処理が長引いたため、その後の行動全てが押してしまっていた帝襟。普段なら既に夢の中に居る時間帯であった。
絵心はまだ起きていたはずだと、寝る前に一言声をかけようかと部屋を訪れれば、煌々と光るディスプレイには監獄内を徘徊する依岡の姿が映っていた。
皆、帝襟までもが布団に入る──絵心は何時眠っているのかさっぱり分からないので論外──時間帯に、依岡は毎日、たった1人で起きていたのだった。
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作者名:susu” | 作成日時:2023年4月15日 14時