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「順位上の奴が一番上手いんだから、上から順に当てはめていけば良くないか。」


 扉の付近に立ち、俺たちの方へと視線を向けた男──依岡Aが、何をそんなに揉めているんだと、呆れたように呟いた。


 先程まで騒がしかった室内が嘘のように静まり返り、全員の視線が依岡へと集まっている。当の本人はそんなことを気にすることも無く、5つの青い五角形、青い監獄のロゴマークの入った紙コップに口をつけた。


 一人席を外していた彼は、どうやら水を飲みに食堂へと足を運んでいたらしい。というかここまで水を持ってくるな。向こうで飲んで来いよと突っ込めば、「おはなしあい(・・・・・・)が少しは進展しているかと思って」なんて皮肉が返ってきた。


 ここまで自由なのは流石に依岡だけであったが、彼から上の選手たちは皆、言い争いには参加することなく傍観に徹していた。


 だからといって、ポジションを譲ってくれるという訳でもなく。ふざけるな等何か文句を言おうものなら、「お前俺より順位低い(ヘタ)だろ」と心にダイレクトシュートを食らっていた。


「なるほどなァ、中々ええコト言うやん。」


 そんな上位勢の1人が、依岡の提案に乗っかった。そしてまた1人と、チームV(この部屋)のトップ3が瞬く間に団結してしまったところで、思い出したかのように反論の声が依岡へと降り掛かった。

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設定タグ:ブルーロック , 絵心甚八   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:susu” | 作成日時:2023年4月15日 14時

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