頑張り屋の君が好き。 ページ7
「ますださあ〜ん、まだのめますよ〜」
増「だめです。」
俺の肩にもたれているのは部下の立花。
新年会で幹事を任された立花は小さな体を活かしてパタパタとお酌にまわっていた。
人気者の立花はお酌に回ると上司からも部下からもお酒を注がれてそれを楽しそうに飲んでいる。
新年会始まる直前は「増田さんの隣にいさせてください!」なーんて可愛いこと言ってたくせに。
付き合ってないのにそんな事言うなんて、誰だって勘違いするわ。
しかも好きなやつに。
なーんてボーッと立花を見ながら酒を飲んでたらあっという間に二次会の話になってた。
けど。
ふっつーにフラフラなくせに幹事だからって無理に行こうとしてたのを無理矢理帰らせた俺。
「いやです〜、かえらないですぅ〜」
増「いいから。部長、心配なので一緒に失礼します。」
部長「増田だったら任せられるな。頼んだよ。」
増「すいません、お先に失礼します。」
タクシーに一緒に乗るとすぐに寝始また立花。
増「立花!!家!どこ!」
ほっぺをぺちぺちと叩いてみても意味なし。
運転手さんも困ってるし………
増「すいません、港区の…」
という事でしょうがなく俺の家に。
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作者名:MasMi. | 作成日時:2020年1月16日 21時